こんにちは、元現場監督のなおっぺ@naoppemanです。
今回は注文住宅と分譲住宅を選ぶうえでのポイントを8つ分けてお伝えしていこうと思います。
住宅を購入しようと思っている方は、注文か分譲か結構悩む方が多いのではないでしょうか?
もしかしたら、「賃貸にするか、持ち家にするか」と同じぐらいまたここで悩む方もいるでしょう。
そんな方に今回は8つのポイントに絞って注文住宅にするか分譲にするかの選ぶポイントを解説していこうと思います。
なので、この記事を読んで注文住宅と分譲住宅どちらにするか決めるヒントになってくれればと思います。
実際に私自身、住宅メーカーで分譲住宅を中心に現場監督をしていました。
時には注文住宅を担当するときもありました。
なので、それなりに注文住宅、分譲住宅の知識はあります。
また、今の自宅は注文住宅で建てて住んでいます。
なので、現場監督という経験と実際に注文住宅を建てた施主という視点から、説明していきます。
新居のWeb内覧会の記事は下の一覧から見ることができます。
┗ダイニング編 1.2mの無垢の丸テーブルから小さなこだわりまでたくさん紹介
┗アクセントクロス編 花柄・レンガ柄、色物を使用 玄関、キッチン、トイレなど全6部屋を紹介
1.自由な家づくりなら注文住宅
まず1点目ですが、自分の好きな間取り、自分の好みなお家にしたいなら注文住宅です。
注文住宅は担当の設計者と打ち合わせをしながら建てたいお家を設計していきます。
なので、注文住宅は自分の理想のお家を作ることができます。
反対に分譲住宅は基本的には完成した住宅を購入するので、自分好みのお家を建てるのでなく探す必要があります。
なので、注文住宅は完全に自分好みのお家にすることができますが、分譲住宅は完成しているお家に自分たちが合わせるなど多少の妥協が必要となります。
2.じっくり住まいを決めたいなら注文住宅
一生に一度といわれるマイホームの購入ですが、このマイホームを購入するために慎重に時間を掛けて決めていきたい方が多いのではないでしょうか?
そんな方たちは注文住宅がいいでしょう。
土地を決めるところから何カ月も探し周り、家を決める時も展示場を回り、どんな住宅メーカー、工務店にお願いするかなどいろんなことを時間を掛けて決めていくのも楽しい時間となります。
一生に一度だから自分たちの理想をちゃんと慎重に形にしたい!
そんな方は注文住宅にしましょう。
3.高品質なら注文住宅
これは、注文住宅と、分譲住宅の契約の仕方を考えてみれば理解していただけると思います。
注文住宅というのは、請負契約といって、契約時には家が完成しておらず契約後に家が作られていきます。
反対に分譲住宅は売買契約で、基本的既に完成した住宅を購入します。
つまり、契約時に注文住宅は家が完成しておらず、分譲住宅は既に完成をしているのです。
何を言いたいかというと、お客様が工事現場を見るか見ないかということです。
注文住宅は契約してから工事が始まるので、一生に一度の高い買い物をしたお客様から常にみられているという状態の中で工事をします。
反対に分譲住宅は、お客様から見られるということは基本的にありません。
作り手からしたら、いつお客様に見られるか分からない環境の方が丁寧な仕事をするのは当然です。
なので、必然的に注文住宅の方が品質が上がります。
また、このことから、注文住宅と分譲住宅を両方扱っている住宅メーカーは腕の良い職人に注文住宅を任せて、経験の少ない若手や腕のの悪い職人は分譲住宅を任せる傾向にあります。
なので、品質という点で考えると、注文住宅の方が良いということになります。
詳しくは下の記事を見てみてください。
4.人と同じ家が嫌なら注文住宅
注文住宅は自分たちのライフスタイルやこだわりに合わせて作られるので、全く同じお家というのはありません。
ですが、分譲住宅は横並びで同じ間取りや設備などの仕様関係が全く一緒なんてこともあります。
最近では分譲住宅でもおしゃれになってきて、一軒一軒間取りが違う分譲地もありますがほぼ似たような間取りです。
なんで、完全に自分でこだわって自分オリジナルの家を作りたいなら注文住宅がいいでしょう。
5.低価格なら分譲住宅
価格でいうとやはり分譲住宅の方が安いです。
これは一棟一棟打ち合わせを重ねて作っている注文住宅に比べて、複数の建物をまとめてお客さんを完成まで挟まずに作る分譲住宅の手間を比べると当然分譲住宅の方が安く作れることが分かります。
なので、分譲住宅というのは注文住宅よりも流れ作業で完成させるので安いのです。
ここ勘違いしてほしくないのが、分譲住宅は注文住宅に比べて設備などのグレードが低いのではないかということです。
これは間違っていて、分譲住宅でもICコンロや食洗機、浴室暖房乾燥機が標準で装備されていることもあります。
それでも分譲住宅はまとめて作るのでコストを低くすることができて安いのです。
なので分譲住宅=設備のグレードが低いということはありません。
6.手っ取り早く家を手にしたいなら分譲住宅
分譲住宅は基本的に完成してから売り出されます。
なかには住宅メーカーによって工事前からに売り出すパターンもあります。
既に決まった物を選んで購入するので打ち合わせも注文住宅に比べて少ないですし、工事が完成するのを待つ必要性もありません。
なので、とりあえず持ち家があればいいなどマイホーム作りに時間を割きたくない方は分譲住宅を購入するのがいいでしょう。
7.同世代の家族との交流を深めるなら分譲住宅
注文住宅は土地を自分たちで探して決めなければいけません。
なので、近隣の方との年齢層はバラバラになりがちですが、分譲住宅を購入するのであれば、同じ分譲地の方との同世代でのコミュニティができたりすることがあります。
また、新築を購入する家族というのは30歳前半が一番多い年齢層になるので、自然と同じ分譲地の中には同世代の家族が集まるというのは不思議なことではないのです。
なので、分譲地にはご近所付き合いで割と年齢層が近く仲良くなりやすいという分譲住宅独特のメリットがあります。
8.オシャレな街並みの中で住みたいなら分譲住宅
中規模~大規模な分譲地になると、ただ住宅を建て並べるだけでなく公園や植栽など街並みも考えて作られてきます。
このような分譲地だと分譲地内が1つの街となり統一された環境でとてもオシャレで住みやすい街並みの環境になります。
こればかりは自分たちの家づくりしかしない注文住宅ではできない良さでもあります。
なので、街並みという統一されたオシャレな環境で住みたいという方は分譲住宅を検討してもいいのではないでしょうか?
分譲住宅と注文住宅を選ぶ8つのポイント:まとめ
今回は、注文住宅と分譲住宅を選ぶ際の大切なポイントを8つにまとめて紹介しました。
8つとは以下の内容でした。
- 自由な家づくりなら注文住宅
- じっくり住まいを決めたいなら注文住宅
- 高品質なら注文住宅
- 人と同じ家が嫌なら注文住宅
- 低価格なら分譲住宅
- 手っ取り早く家を手にしたいなら分譲住宅
- 同世代の家族との交流を深めるなら分譲住宅
- オシャレな街並みの中で住みたいなら分譲住宅
改めてこの8つのポイントはいかがでしたでしょうか?
そんなの知っている!という内容もあれば、
そういう考えもあるのね!!という新しい気づきなんかもあったのではないでしょうか?
私自身も大規模なプロジェクトで分譲地を現場監督時代に担当したことがあります。
正直お家はコンセプトや街並みに合わされてどれも似たような外装で作られていました。
お家だけ見るとどれも似たような作りでつまらないく見えがちですが、全体の街並みとして見ると統一されたとてもオシャレな空間の中にある一棟だなと分譲地が完成した時に強く感じました。
なので、私としては注文住宅、分譲住宅それぞれにメリットがあるので、よくポイントを理解して選んでいただければと思います。