工具の選び方

【購入前必読】RYOBIの全5種類のトリマーを木工職人が比較検証してみた

こんにちは、建具職人のなおっぺ@naoppemanです。

 

DIYや木工をやっていく中で覚えると非常に便利で多用すること間違いなしの工具がトリマーです。

材料の角の面取りでしようし、糸面や、ボーズ面(丸面)、ぎんなん面などの飾り面もトリマーがあれば加工が容易です。

面取りだけでなく、溝の加工をすることができて、ガイドを使用すれば直線だけでなく、曲線や、円形に材料を加工することも可能です。

 

そんな便利なトリマーですが、今ではいろんな工具メーカーから商品が出ています。

更には、同じメーカーからも性能の違うトリマーがいくつも販売されています。

 

そんなたくさんある種類のトリマーから

「いったいどれを購入すればいいんだ」

と思っていませんか?

さらには、トリマーの性能1つ1つを調べて比較するのも結構大変なんですよね。

値段もそれなりにするし簡単に決めることができませんし・・・

 

今回はそんなたくさんあるトリマーから、木工の職人である私が“RYOBIの全5種類に関して比較検証”していこうと思います。

 

この記事を見ればRYOBIの全5種類のトリマーの違いがすぐに分かりどの性能の商品を購入すればいいのか、検討しやすくなっています。

 

なおっぺ
なおっぺ
かなり丁寧に細かく書きました。トリマーを検討中の方は一度読んでいただけると購入の参考に絶対なります!!
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RYOBIの5種類のトリマーの性能比較

まずはRYOBIのトリマー全5種類を表にして一目で分かるようにしました。

この表を見ていただければ、一目で回転数や、重量などの性能が分かるようになっています。

各性能やオプションに関しての詳しい解説は表の後で説明します。

また表の中の価格は2019/9/2時点のアマゾンの価格を参考にしています。

商品名MTR-42TRE-60VTRE-55TRE-40TR-51
画像
回転数32,000min-116,000~30,000min-124,000min-130,000min-130,000min-1
電子制御×××
電源スイッチスライド式スライド式スナップオンスイッチスナップオンスイッチスナップオンスイッチ
電流4.3A5.9A5.5A3.9A3.9A
消費電力400W550W500W370W370W
質量1.1kg1.2kg1.3kg1.3kg1.3kg
サイズ長さ113.5幅 90.0×高さ191.4mm幅114×奥行90×高さ191mm幅90×奥行103×高さ211mm幅 90×奥行103×高さ211mm幅 90×奥行103×高さ211mm
付属品・片口スパナ

・超硬ストレートビット

・ストレートガイド

・片口スパナ

・ストレートガイド

・タブテールガイド

・タブテールガイドナット

・超硬ストレートビット

・片口スパナ

・両口スパナ

・ストレートガイド

・超硬ストレートビット

・タブテールガイド

・タブテールガイドナット

・片口スパナ

・両口スパナ

・ストレートガイド

・超硬ストレートビット

・片口スパナ

・両口スパナ

・ストレートガイド

・超硬ストレートビット

オプションワンタッチクランプ式

スピンドルロック

アルミダイカスト製ベース

フィードバック回路

ソフトスタート機能

ワンタッチクランプ式

速度調節機能

スピンドルロック

LEDライト

フィードバック回路

ソフトスタート機能

細身ボディ

切込深さ調整ラック&ピニオン式

 

ソフトスタート機能

細身ボディ

切込深さ調整ラック&ピニオン式

 

価格¥13,190 ¥19,856 ¥18,484 ¥12,157¥9,732

 

 

RYOBIのトリマーを“回転数と、電子制御”で比べる

ここからは上記の表をもとに解説していきます。

まずは、回転数と電子制御に関してです。

 

回転数が高い方が低いより加工が早くできるので、トリマー自体の動きを早く作業することができます。

更に、電子制御機能搭載されていると、材料を削っているときに回転数が落ちにくい機能があります。

なので、電子制御機能があるトリマーは回転数が落ちないので、もともと回転数が電子制御がないトリマーより低くなっています。

電子制御がないトリマーは回転数が落ちることを考慮して回転数がもとも高い傾向になります。

以上の説明をもとに、

回転数と、電子制御に関してオススメの順位は

TRE-60V>TRE-55>MTR-42>TRE-40=TR-51

上記のような順位になります。

順位の付け方は電子制御>高回転>低回転となっております。

 

RYOBIのトリマーを“電流と電力”で比べる

電流と電力の違いで分かるのはトリマーの“力”になります。

力がある方が、材料を削っていても回転数が落ちにくく安定した作業ができます。

つまり、回転数が高いトリマーを選んでも力がなければ意味がありません。

また、この力も、電子制御ありだとやはり回転数が落ちにくいので、

電流と電力から見たトリマーの力を順位は

TRE-60V>TRE-55>MTR-42>TRE-40=TR-51

こちらも順位の付け方は、電子制御>高電力>低電力の順になっています。

 

RYOBIのトリマーを“重さとサイズ”で比べる

重さはもちろん軽いに越したことはありません。

トリマーは片手で作業をする電動工具なので、重いトリマーを使用していると、長い時間の作業が疲れてしまいます。

なので、長時間の作業をすることがある場合こそ、軽量のトリマーを選びましょう。

 

大きさは特に持ち手部分に注目しましょう。

持ち手部分が太すぎるとこれも手が疲れてまいます。

細いデザインの方が長時間の作業に向いています。

 

サイズはRYOBIのサイトにも載っていますが、持ち手部分の正確な寸法に関しては記載がないのです。

TRE-55とTRE-40は細身ボディの特徴がある種類なので、おそらく持ちやすいトリマーになっていると思います。

 

実際に私の使用しているトリマーはマキタの3707FCというこの2種類と似た形のものを使用していますが、とても持ちやすくて作業性がいいです。

マキタの3707FCに関して詳しくはこちら

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作業性という点で順位を付けると

MTR-42> TRE-55=TRE-40>TRE-60V>TR-51

としました。

 

まずMTR-42は1.1Kgで他のメーカーでもなかなか無い最軽量となっています。

そのあとは細身ボディとなっているTRE-55TRE-40としています。

 

RYOBIのトリマーの“付属品”を解説

RYOBIのトリマーには商品によって付属品に違いがあります。

なので、付属品に関して解説をしていきます。

 

片口スパナ、両口スパナ

これはビットを交換する際に使用するスパナになります。

通常ビットを交換する際は2本のスパナを使用してナットを緩めたり締めたりします。

しかし、RYOBIのトリマーにはスピンドルロックという機能があります。

このスピンドルロック付だとスパナが1本だけの使用で済みます。

なので、ビットの交換が非常に楽な機能となっています。

この機能があるのは、2種類でMTR-42TRE-60Vになります。

 

超硬ストレートビット

標準で最初から付いているビットになります。

これを使用すれば6mmの溝を掘ることができます。

面取り等ではまた別でビットを購入する必要があります。

ストレートビットは全商品で付属しています。

 

ストレートガイド

ストレートガイドはガイドを材料に当てながら直線に溝や面取りを行うことができます。

頻繁にこのストレートガイドを使用するとしたら溝を掘ることに使用することが多くなります。

ガイドの取り付け方を変えればガイドを軸としてトリマーで円形に溝を掘ったり、円形に型を取ることもできます。

このストレートガイドは全商品に付属されています。

 

タブテールガイド、ナット

タフテーブルガイドは大量に同じ型(テンプレート)を使用して型抜きをするときに使いガイドとナットです。

しかしタブテールガイドはガイドの厚み分加工がずれてしまうんです。

大体1mmほどずれるらしいです。

 

なので、最初に型をずれを考慮して作っておかないといけないので、私としては不便なガイドかなと思っています。

それなら、タブテールガイドを使用するより、ずれなく加工をすることができる専用のビットを購入することをおススメします。

 

こちらのビットはガイドベアリング付きストレートビットという種類のビットになります。このビットを使用すれば、刃の上部にあるベアリングが型に当たって削ることができます。

また、このベアリングと刃にズレはありませんので、型と全く同じく削ることができるかなり便利なビットになります。

実際に使用した実例をこちらの記事で載せているのでまだ見ていない方は見てみてください。

【マキタ3707FCレビュー】木工職人が選ぶオススメのトリマーはこれ こんにちは、建具職人のなおっぺ@naoppemanです。 DIYを趣味としている方は最初ノコギリで木を切っ...

 

RYOBIのトリマーの“オプション”を解説

次にRYOBIのトリマーのオプションに関して解説していきます。

 

ワンタッチクランプ式

トリマーと材料が接する部分のカバーのようなものをベースと呼びますが、

そのベースを固定するときの方法がクランプ式の場合をワンタッチクランプ式といいます。

クランプだと緩めるのと締める作業がスムーズにできるのでビットの出し具合の調整時などで非常に便利となります。

この“ワンタッチクランプ式”はMTR-42TRE-60Vの2種類で対応しています。

 

それ以外のトリマーはベースの固定はナット式となるので緩めたり締めたりが少し手間になってしまいます。

 

スピンドルロック

こちらはビットの交換時に便利な機能となります。

通常の他メーカーのトリマーでもビットの交換は2本のスパナを使用して下の写真のようにナットを緩めて交換をします。

トリマー スパナ

しかし、スピンンドルロックの機能が付いていると、片手はスパナでなくスピンドルロック用のボタンを押すだけなんです。

通常のトリマーでビットを交換したことがある人なら分かりますが、この2本のスパナを持ってビットを交換するのって結構大変で手間なんです。

両方スパナを持つということはトリマーは台の上に置いてやるので、正直やりにくいです。

 

しかし、スピンドルロック機能が付いていれば片手はトリマーのボタンを押しているので、必然とトリマーを持ちながらビット交換ができるというわけです。

なので絶対にスピンドルロック機能があればビットの交換が楽にできます。

初心者にはオススメの機能とも言えますね。

この機能もRYOBIのトリマーではMTR-42TRE-60Vの2種類が対応しています。

 

アルミダイカスト製ベース

こちらはTRE-60Vだけの機能です。

トリマーのベース部分は通常プラスチック製ですが、TRE-60Vだけはアルミ製でできています。

アルミ製は頑丈なので良いという意見がありますが、これは私の個人的な意見ですが、

別にプラスチックでも全く問題ありません。

 

というのも、私の職場でも頻繁にトリマーも使用しますが、全てベースはプラスチック製です。

更にいうとDIYなんかよりもかなりの頻度の時間を使用しています。

それを何年も使い続けていますが、これといって壊れてたことがありません。

なので、DIYでわざわざアルミダイカスト製のベースにこだわる必要は全くないと私は思います。

 

フィードバック回路

フィードバック回路は電子トリマーにある機能になります。

フィードバック回路とは簡単にいうと「ビットが刃に当たって負荷が掛かっても回転数が落ちないように制御する機能」です。

これにより、回転数が落ちる心配が減り安定した作業ができるようになります。

RYOBIではTRE-60VTRE-55の2種類が電子トリマーになります。

 

径の太いビットで溝を掘るなど負荷が多くかかる作業をするのであればぜひとも欲しい機能になります。

逆に言うと、角の面取りだけなら特にいらない機能かと思います。