- 木工のプロがオススメするランダムサンダーが分かる
- この商品のオススメの理由が分かる
- ボッシュのランダムサンダーの性能を木工職人が解説
こんにちは、建具職人のなおっぺです@naoppeman
普段私は木製建具を製作するるいわゆる、木工関係の職人さんです。
いつも木工専門の機械からカンナやノミなどの手工具も使用していますので、一般の方よりは少しばかりDIYや木工関係には詳しいと思っています。
例えばですがこんなもの作ったりしてます。
そんな私ですが、休日には自宅でも家具を作成したりしています。
今回新たに電動サンダーを購入しようと思い、ネットの評判から実物を金物屋に見に行ったりといろいろ検討していました。
そこで今回は私が悩んだ末に最終的に購入したボッシュのランダムサンダーGEX125-1AEをご紹介していこうと思います。
先に言います。
この電動サンダーはDIYレベルからプロレベルまで絶対オススメです。
- 研磨する強さを調整できるので近隣など騒音を気にする方には便利
- 集塵機能が他のメーカーよりも優れているので木粉が飛びにくく室内でも使いやすい
- 片手で操作できるサイズなので、細かい作業にも向く
- 片手で材料を抑えながらの作業も可能
それではボッシュのサンダーのオススメポイントの詳しい理由を説明していきます。
動画でDIYの作業風景を公開しています。
ボッシュのランダムサンダーを使用しているのでよろしければ見てみてください。
ボッシュのランダムサンダーの半額で購入できる高性能ランダムサンダーの紹介を下の記事から見ることができます。

他にも電動工具を紹介しているので、ご興味があれば一緒に見てみてください。
┗【マキタ3707FCレビュー】木工職人が選ぶオススメのトリマーはこれ
YouTubeでも工具の紹介を始めました。
GEX125-1AEの製品紹介

こちらの特徴と仕様に関しては全てボッシュのホームページより引用しております。
ボッシュのサイトはこちら
特徴
最軽量クラスの1.3kgボディで、片手で自在に操作が可能!
作業に最適なスピード調整、吸じん機構で美しい仕上がりを実現!1. マイクロフィルターシステム
・微粒子フィルターが吸込んだサンディングダストをろ過し、きれいな空気を排出。サンディングペーパーの目詰まりを防ぎ、仕上がりの均一化、ペーパーの長寿命さらに、クリーンな作業環境を実現します。
2. ソフトラバーグリップ
・エルゴノミクスデザインで手にジャストフィット。すべりにくいソフトラバーで振動も軽減します。片手での操作も容易なデザインです。
3. 電子無段変速ダイヤル
・作業に応じた最適なスピードを設定可能です。
4. 防じんメインスイッチ
・粉じんの侵入による故障を防ぎます。片手での操作も容易です。
仕様
電源:100V(50-60Hz)
消費電力:250W
回転数:7,500 ~ 12,000 min-1(回転/分)
オービットダイヤ(軌道):2.5mm
サンディングペーパー:125mmφ
質量:1.3kg
振動3軸合成値:5m/S2
振動3軸合成値はEN60745-2に準拠コード:2.5m
標準付属品:マイクロフィルターユニット、ラバーパッド(ミディアム:本体装着済)、サンプルペーパー
ボッシュのGEX125-1AEを購入した理由は集塵能力と操作性の良さ
私はもともと電動サンダーを持っていないわけではないんです。
一応RYOBIのオービタルサンダーは持っていました。
しかし以前勤めていた会社からいただいておいたもので、DIY向けの集塵機能のない低価格なオービタルサンダーでした。
しかし、今回自宅の部屋の一部を家具製作用の部屋にしたので、室内でも使用できる集塵機能が高いサンダーをサンダー探すことになりました。
そこで、集塵機能がしっかりした性能があり、かつ片手でも操作できるコンパクト性の2点を求めて購入を決意しました。

ランダムアクションサンダーとは?
オービタルサンダーに比べて優秀なランダムサンダー
電動サンダーといってもタイプがいくつかあります。
オービタルサンダーや、コーナーサンダー、ベルトサンダーそして今回購入したランダムサンダーがあります。
この中から、私がなぜランダムサンダーにしたかというと、
- 研磨力がオービタルサンダーより強力
- 集塵機能がオービタルサンダーより強力
基本的にはオービタルサンダーと比べてランダムサンダーの方が性能がいいので購入しましました。
特別な用途ででない限り、通常使用で購入を検討する種類はオービタルサンダーか、ランダムサンダーの2択が基本です。
ランダムサンダーが研磨力がいい理由はパッドの回転運動があるから

ではオービタルサンダーでなくランダムサンダーにした理由を解説すると、
まず一番がパッド部分の動きに大きな違いあるからです。
オービタルサンダーはパッド部分が楕円形の動きをして研磨しますが、ランダムサンダーは楕円形の動き+パッド部分が回転する回転力を加わって研磨します。
なので、ランダムサンダーはオービタルサンダーより強力に研磨できるわけです。
ランダムサンダーが集塵機能の性能がいい理由はペーパーとヤスリに穴が開いているから
ランダムサンダーはオービタルサンダーに比べて集塵の性能も大会のです。
その理由はランダムサンダー独自のパッド部分の構造上の理由があります。
ランダムサンダーのヤスリには集塵用の穴に合わせて紙に穴が開いています。
それに比べて、オービタルサンダーは穴が開いていないためランダムサンダーより集塵力は弱くなってしまいます。
また、ランダムサンダーはパッド部分が円運動をするため削った粉が円運動のおかげで集塵しやすくなっています。
なので、しっかりと集塵しながら研磨をし、室内で使用するならランダムサンダーの方がいいと判断したわけです。
ランダムサンダーのサンドペーパーの値段は?細かさは何番を使用するのが適切か?

サンドペーパーとは紙やすりのことです。
このサンドペーパーですが、ランダムサンダーは通常のサンドペーパーとは違い、円形の形で穴が開いている専用のものをしなければいけません。
なので、他のオービタルサンダーなどを持っている方は、別でサンドペーパーを揃えなければいけません。
値段は他のサンドペーパーより少し高め
通常のサンドペーパーはロールや1枚の大きなままで販売している関係で値段がランダムサンダー用に比べて安いです。
ランダムサンダー用はロールでなく一枚一枚円形に形ができているので若干値段が高くなっています。
ですが、わざわざサンドペーパーをカットする手間がないのでランダムサンダーの場合は楽にサンドペーパーの交換作業ができます。
ロールのペーパーはカットするときはカッターで切るんですが、本当にすぐカッターの刃が切れなくなってしまうんです。
なので、サンドペーパーをカットしないで使用できる方がコストは少し高いですが、オススメです。
そしてランダムサンダーのペーパー1枚の値段はだいたい60~80円前後です。
ネットで買うと送料等も関係します。
ホームセンターで買おうとする方に気を付けていただきたいのが、小さいホームセンターだとランダムサンダー用が売っていない時もあるので、大きいホームセンターに行った方がいいかしれません。
ペーパーの番手は180番と320番がオススメ

ペーパーは番手の数値が小さいほど粗目、数値が大きいほど細目となっています。
また、荒いペーパーの方が長く使用できて、細かいとペーパーの交換が早くなります。
DIYや家具作りで木材をサンダー掛けする方におススメの番手は、
180番と320番の2種類がオススメです。
180番で材料の細かい傷や表面を整えます。
320番で最後に仕上げるという2度に分けてサンダー掛けをするのがオススメです。
DIYなどではSPFや杉、ヒノキなどの比較的柔らかい木材を使用するので、1度目で使用する番手を180番より荒くしてしまうと反対に木材にペーパーの跡が付いてしまう可能性もあるので180番よりは下げない方がいいです。
仕上げは320番より上の400番を使用してもいいと思います。
しかし、400番にするとペーパーの交換が早くなるので、DIYでコスパを抑えたい方は320番でいいかもしれません。
サンダー掛けは片手使用の方がコンパクトで便利

電動サンダーはだいたい各メーカーから大き目サイズ、小さ目サイズの2種類があります。
大きい材にサンダーを使いたいときはは両手で使用するサイズを、細かい材や片手で押さえながらサンダーを使いたい方には、片手でも使用できるコンパクトなサイズがオススメです。
例えば、
「DIYで板を壁に貼りたい」
「骨組みを作って棚を作るんだ」
みたいな時には、事前に材料を取り付けたり組み立てる前に部材ごとにサンダー掛けをするのが一般的です。
その時の部材が小さいとクランプで挟むか手で押さえないと材料が暴れてしまいます。
なので、両手用のサンダーは材料がぐらつくときはその都度クランプで押さえる必要があり手間がかかります。
その場合は、片手で押さえながら使用できるコンパクトなサンダーが便利というわけです。
例えば、今回ボッシュの片手で使用できるものを購入しましたが、
両手で使用するタイプになると、このような商品があります。
こちらは両手で使用するタイプなので、私が買ったタイプに比べて持ち手がしっかりしていて安定性があります。
もし両手でしっかりサンダー掛けをしたいという方は上の商品がオススメになります。
ちなみですが、私が仕事で使用するときは両手持ちタイプのサンダーがどちらかというと使用頻度が多いです。
なぜなら建具職人なので扉の場合は全て組み上げてからサンダー掛けをすることが多いので、両手でサンダー掛けしても扉自体の重さで扉が動くことはそうそうないからです。
それでも軽い扉の場合や材が細い時は片手用のサンダーを使用しています。
どのメーカーよりもボッシュのランダムサンダーは集塵機能が優秀

欲しい商品の性能などが決まったら悩むのが、メーカー選び。
正直、電動工具の性能はどのメーカーも似たり寄ったりです。
私は普段電動工具を購入する際は迷わずマキタを購入しています。
理由はデザインがシンプルで使いやすく、安心できるメーカーだからです。
今回ももちろんマキタを調べました。
ですが、最終的に今回初めてボッシュの商品を購入することにしました。
これにはちゃんと理由があります。
それは集塵機能のフィルターの違いです。
マキタは集塵した木粉をフィルターのパックに送るだけですが、
ボッシュはマイクロフィルターシステムという明らかに性能の良さそうな機能が付いています。
ボッシュのホームページより引用したもので解説すると
微粒子フィルターが吸込んだサンディングダストをろ過し、きれいな空気を排出。サンディングペーパーの目詰まりを防ぎ、仕上がりの均一化、ペーパーの長寿命さらに、クリーンな作業環境を実現します。
とのこと、室内用では明らかに良さそう。
この後の「実際に使用してみた」でフィルターの効果が分かります。
なので、集塵力の差で今回はマキタでなくボッシュを選んだというわけです。
ちなみにマキタだったら、これにしようと思っていました。
ちなみに比較で、ボッシュのランダムサンダーより価格の安いよりDIYに向いているこちらのランダムサンダーの記事を見ていただければ、集塵機能を比較しているので参考になると思います。

ボッシュのGEX125-1AEを実際に使用してみました
というわけで、ここからは実際に使用してのレビューを書いていきます。
購入したランダムサンダーがこちらです。
まだ一度も使用してないので汚れもなくピカピカです。

ではさっそく家具を作ります。
今回サンダー掛けしたのはこちらです。

赤松の集成材で作成するサイドテーブルです
その時に作成した記事を公開しているので作成風景はこちらになります。

使いやすさは楽に作業ができて便利
使ってみた感想はオービタルサンダーと比べてですが、
オービタルサンダーより楽にサンダー掛けができます。
というのも、オービタルサンダーはある程度力を入れてサンダーを押さえる必要があるのですが、ランダムサンダーは抑える力が少なくなります。
なぜならサンダムサンダーはパット部分が回るので、逆に力を入れるとパット部分が暴れてしまうので、材料にサンダーを支えるぐらいの力で十分です。
なので、ランダムサンダーは長時間使用するには楽に作業できるということが分かりました。
また、今回購入したボッシュのサンダーが回転数を調整できるので、強い力でサンダー掛けをしたい場合は回転数を上げればいいということです。
電動工具ならではの騒音は、研磨する回転数を調整できるから安心

電動工具は騒音がどうしてもうるさいです。
このサンダー掛けも削る音っていうのはうるさいです。
ですが、ボッシュのGEX125-1AE
だいたいですが、一番弱くしていれば室内で作業して近隣にも聞こえないかなぐらいです。
反対に一番強力にすると、さすがに音が響きますが……
なので、近隣の方を気にする環境の方にも回転数を調整できるボッシュのGEX125-1AE
使ってみて改めてボッシュのGEX125-1AEの集塵力は凄かった
実際に赤松のサイドテーブルを作成するのに使用して、どれほど集塵することができたかというと、こんな感じです。

カバーの中と、フィルターにびっちり木紛を吸い込んでいます。
集塵機能がないサンダーでサンダー掛けをするとこの量が部屋中に飛び散ると思うともう集塵機能なしは使用できません。
ただし全く粉が飛散しないわけではないのでそこは注意してください。
それでも回転数が少ない状態で使用すればほとんど飛ぶことがなかったです。
ボッシュのGEX125-1AEのまとめ
- 集塵機能の性能が高く素晴らしい
- 片手で使用できて、かつ疲れにくくサンダー掛けを出来る
- オービタルサンダーより早く、楽に作業ができる
- パッドの回転数の調整ができるので、音が気になるときは弱くするなど対応可能
ということで、私としては新たにボッシュのGEX125-1AE
DIYなどでも騒音や木くずなどが舞ったりとどうしても気にしながら作業をしなければいけません。
そんな環境でも対応できるのもこの商品のいいところではないでしょうか?
もし、電動サンダーを検討している方はこちらの商品を選んでみてはいかがでしょうか。
私の家具、DIY作品の一覧記事です。
ほとんどの作品で最後の仕上げには今回のボッシュのランダムサンダーが活躍しています。
