工具の選び方

【マキタ3707FCレビュー】木工職人が選ぶオススメのトリマーはこれ

この記事のポイントは
  1. 木工職人である私が電動工具のトリマー、マキタの3707FCを紹介。
  2. トリマーを検討中の方の参考になる。
  3. 3707FCは電子制御機能が非常に優秀で、プロから初心者などDIYにもオススメ。
  4. 実際にマキタの3707FCの使用しての感想が分かる。

 

こんにちは、建具職人のなおっぺ@naoppemanです。

 

DIYを趣味としている方は最初ノコギリで木を切ってビスで固定するなどから始まります。

経験を重ねるごとに慣れてくると、以前よりもクオリティーの高い作品を作りたいと思うはずです。

もちろん私もそうです。

 

なおっぺ
なおっぺ
DIYは楽しくなると工具を揃えたくなってきます。

 

そんな作品への向上心のある方にオススメする電動工具として、

今回はトリマーをご紹介します。

 

トリマーは材料の角を面取りしたり、溝を掘ったりと使いこなせれば非常に便利です。

さらに、作品の仕上がりがワンランクアップ間違いなしの電動工具になります。

 

そんな、トリマーの中でも、私の職場である木工の工場や私自身が所有しているトリマーをご紹介して行きます。

 

建具や、家具の作品に関してはインスタで紹介しています。

 

 

この記事はマキタのトリマー3707FCに関してのレビューになります。

建具を主に扱う木工の職人である私独自の視点でご紹介していきます。

 

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マキタ3707FCのスペックを紹介

チャック孔径:6mm

回転数:26,000回転/分

電源:単相100V

電流:5.3A

消費電力:500W

質量:1.2kg

コード:2.5m

 

標準付属品

ストレートガイド(ガイドプレート付)…1個
トリマガイド(本機取付)…1個
テンプレートガイド
10mmスパナ…1個
17mmスパナ…1個
ストレートビット6x6mm…1本

 

電子制御機能:負荷をかけても回転数の低下が少なく能率よく作業ができる。

ビット径は絶対6mmがいい

上記では、チャック孔径という表記ですが、ようするにトリマーにセットするビットの大きさです。

日本では6mmが標準ですが、メーカーによって6.35mmの軸径のトリマーがあるので注意してください。

軸径は6mmを買えば間違いありません。

6mmなら、のちのち新しくトリマーを取り換えるときでもビットは使いまわしがききます。

なおっぺ
なおっぺ
オススメというよりも、絶対6mmビットのトリマーを買った方がいいです

 

回転数と電子制御機能の関係 重要!!

トリマーの平均的な回転数は30,000回転/分です。

マキタの3707FCは26,000回転/分と一見回転数が少なく見えます。

ですが、これは電子制御機能があるからなんです。

なぜかというと、電子制御機能は材量に先端のビットが当たっているときに回転数が落ちないように制御してくれる便利な機能なんです。

これにより、安定してトリマーを使用することができます。

ようは、電子制御機能があれば回転数が落ちることがほぼないのです。

 

では、電子制御機能がないトリマーはどうなのかというと、

まず金額が高い商品は回転数が30,000や32,000回転/分などの高回転数になっています。

これは最初から回転数を高くして材料にビットが当たった時に回転数が落ちても耐えることができますということです。

 

良く他のブログを見ているとトリマーの説明で、

「回転数が高い方が安定して作業ができます」

「回転数の高い商品がオススメ」

なんて内容を見ます。

これは半分正解で半分間違っています。

 

正確にはこうです。

安定して作業ができるな順

電子制御機能付きトリマー>高回転トリマー>低回転トリマー

必ずしも高回転がいいというわけではないのです。

 

 

そして回転数が高いことによるデメリットも理解してください。

回転数が高いほどもちろん先端のビットが高回転で回っているので、本体が不安定になりやすいのです。

低回転の方がもちろん安定感があります。

 

なので、ただ高回転の商品を買えばいいというわけではありません。

 

電子制御機能が付いていれば無駄な回転を抑えて26,000回転/分でも安定して作業ができるということです。

 

 

マキタ3707FCのオススメポイント

私がマキタの3707FCを使用していての実体験をもとにオススメのポイントを紹介します。

 

マキタの3707FCはデザインがシンプル

いきなり性能以外の話なんですが、3707FCは他のメーカーのトリマーに比べてデザインが非常にシンプルです。

なので飽きが来ないでずっと使用していけます。

そして、シンプルだからこそ使いやすいです。

余計な機能やデザイン、色合いなども一切ないのが、プロの職人が長く使用する理由でもあります。

 

マキタの3707FCの電子制御機能が優秀

先ほどの話と重複しますが、やはり3707FCは電子制御機能が優秀です。

通常の回転数が26,000回転/分なので電子制御機能なしの30,000回転/分以上の商品と比べると作業時の安定感が違います。

そして、負荷が掛かるときの時の回転が遅くなる感じも電子制御機能があればだいぶ減るので、削る仕上がりだけでなく、材料が弾けたりする可能性も下がります。

つまり、作業者が無理に力を入れて作業をするようなことがないので、安全に作業ができるということになります。

なおっぺ
なおっぺ
電子制御機能は作業のしやすさだけでなく、安全面でも優れているのです。

 

マキタの3707FCは軽量なので女性にもおすすめ

普段仕事で建具を作っていますが(建具とはつまり扉です)、時には同じデザインの大量の注文が来ます。

そのようなときは、1つ1つの工程で同じ作業の繰り返しが発生します。

なので、トリマーを1,2時間ずっと使い続けることもあります。

正直トリマーをずっと使用していると手がかなり疲れます。

トリマーは片手で機械を持って作業をするので、握力がないとすぐ疲れてしまいます。

なので、最近はDIY女子も増えてきているので、女性がトリマーを使うときでもこの3707FCはオススメできます。

 

マキタの3707FCはそんな長時間の作業でも他の商品に比べて、長時間の作業に向いています。

まず、電子制御機能はもちろんですが、重さがトリマーの中でも非常に軽量です。

私が調べた中でも、一般的なトリマーの平均は1.4kg前後です。

それよりは軽量と思っていいと思います。

3707FCは重さが1.2kgなので、非常に軽量で長時間の作業に向いているということです。

 

マキタの3707FCを使ってみて

ここからは実際に使用してのレビューを書いていきます。

上の写真のトリマーが私が使用しているものになります。

少し使い込んでいる感が出ていますが、まだまだ問題なく使えています。

 

私のマキタ3707FCで細部を紹介

マキタ3707FCはライト付き

上の写真がスイッチを入れた状態になります。

ライト付きなので手元が見やすく作業できます。

 

材料にトリマーを当てた時がこのような感じです。

写真だとまぶしく見えますが、そんなことは全くないです。

実際はもっと見やすいので安心してください。

 

マキタの3707FCのビット交換

マキタの3707FCのビットの交換はトリマーの一般的なやり方と同じです。

スパナ2本を使用します。

このように2本のスパナを外側に力を入れてビットの交換ができます。

他のトリマーではこの交換作業をもっと楽にした商品もあるので、これに関しては3707FCは普通といったところです。

 

マキタの3707FCで面取りをする

面取りというと、木材の角を糸面や角面、丸面(ボーズ面)などの形状にすることをいいます。

トリマーで面取りをする場合は主にコロ付きという、ベアリングが付いたビットを使用して面取りを行います。

こちらが面取り用のビットになります。

左が丸面6R用のビット、右が糸面、角面が取れるビットになります。

左の商品は藤原産業が出しているSK11シリーズのビットになります。

金額がそれほど高くないので、最初に揃える分では非常にありがたい商品です。

 

右のビットは会社に転がってきたのをいただいてきたのでどこのビットだかわかりませんが、会社のビットはどれもいいもの使っているので、おそらく下の商品ぐらいのグレードはあると思っています。

こちらは大日商といって先ほどのSK11に比べるとかなり高価な商品となっています。

しかし、ビットの切れ味は下手したら、トリマーよりを仕上がりが左右する重要なことなので、自分の目指すべき技術と、お金と相談してください。

 

コロ付きなので、材料にコロが当たって面を均一に取ることができます。

では面取りを終えたものがこちらです。

左が丸面、右が糸面です。

特に丸面に関してはきれいに均等に面を取れているのが分かると思います。

この面取りを紙やすりでシャカシャカやってたら、均一にはできないですし、時間もかかります。

これが、トリマーを使うことで変わるDIYの仕上がりの差になってきます。

 

ちなみにですが、左の丸面は先ほど紹介したSK11の600円ほどのビットです。

安くても結構切れています。

まだ使用して2,3回なので、長い期間使用していくと大日商などのお高いビットには、かなわないと思いますが、とりあえずで購入するなら全然問題ないかと思います。

 

マキタの3707FCで溝を付く

次は溝を付いていきます。

先ほどとはやり方を変えて、まずビットをストレートビットに交換します。

今回は最初に購入した時にセットで付いてくるマキタの6mmストレートビットを使用します。

 

そして、このストレートガイドを使用します。

これをセットすることこのようになります。

このガイドが材料に当たることで均等な溝を付くことができるのです。

 

こんな感じに溝を付いていきます。

 

いい感じに溝が掘れています。

 

マキタ3707FCの電子制御機能は面取りよりこちらの溝付きの方が活躍します。

面取りは角を削るだけなのでそんなに負荷がかかるわけではないんです。

溝を付くときはビットの両端が材に当たった状態で削るので、負荷が大きく電子制御が活躍します。

 

マキタの3707FCで金物に合わせて溝を掘る

トリマーの使い方しだいではこのような金物に合わせて溝を掘ることができます。

こちらはリビングテーブル用の天板の反り止めの為の金物になります。

これを取り付けることで、経年変化による木の反りを抑えることができます。

やり方はベニヤなどで金物に合わせて治具を作成します。

いわゆるテンプレートです。

私は会社からシナ合板をいただいて作成しました。

 

そして使用するビットがこちらになります。

こちらはガイドベアリング付きストレートビットといいます。

ストレートビットの後にベアリング付いているので、ベアリングのところに先ほどの治具を合わせることで、治具に沿って溝を掘ることができます。

 

治具を使用して溝を掘ることができました。

溝を掘らずに金具だけビスで止めるより、溝を掘って金具が見えない工夫ができれば、よりワンランク上のDIYが可能になります。

 

こちらのやり方に関しては後日記事を書こうと思っているので後で詳しく紹介します。

 

ビットの保管は自分で作ろう

トリマーの紹介から少し外れますが、

トリマーを使い始めると便利さのあまり多用することになると思います。

使い方は主に今回実践した方法だけでもDIYでは十分活躍します。

ですが、慣れてきて用途が増えてくるとそれに合わせてビットも増えてきます。

トリマーを使っているとその都度ケースからビットを入れ直しするのが結構面倒になってきます。

 

そんな時は簡単でいいので、このようにビット立てを作りましょう。

トリマー用のビットだけでなく、ダボ開けなども一緒に立てれば分かりやすく、かつ交換の手間も減るのでオススメです。

 

電子制御無しなら3707Fがあるけど値段はそんなに変わりません。

今回紹介した商品はマキタの3707FCという電子制御機能付きのトリマーです。

ですが、この3707FCと同じシリーズで3707FというCがない商品もあります。

これは電子制御機能が付いていないタイプのトリマーです。

 

電子制御機能が付いていない代わりに回転数が35,000回転/分とかなり高回転になっています。

3707Fの方が金額的には安いのでお手頃ではありますが、私としてはここまでのグレードの商品を選ぶなら3707FCを買った方がいいと考えます。

DIYで簡単に使いたいだけだからといって、5,000円ぐらいの安価なトリマーをお考えの方は別として、3707Fで悩んでいるぐらいなら3707FCにしなさい。

 

なぜなら3707Fの方が安いといっても今では500円しか値段の差がありません!

私がアマゾンで調べたんですが、(2019年8月時点)

3707FCは 18,900円

3707Fは18,436円です。

これしか値段が変わらないなら電制制御機能付けましょう。

 

トリマーの充電式は止めておけ

トリマーを選んでいるとコード式か、充電式があります。

マキタでもありますね。

 

どこで使用するかにもよりますが、DIYなど家庭で使用する分にはコード式で十分です。

無駄に充電器付きで高価な方を買わなくていいです。

「作業するのに線が邪魔にならないかな?」

とお考えの方、はっきり言って慣れれば問題ありません。

そもそも工場でもコードレスのトリマーは1台も使用していません。

 

それに止めておいた方いい理由の1番がトリマーの重さです。

作業をするのにはもちろん軽量の方が楽ですし、複数の部材を続けて加工するときなどはなおさら重いとすぐに疲れてしまいます。

実際に私がオススメしている3707FCの重さはというと、

1.2kgです

それに比べてコードレスの充電式はバッテリー込みで1.9kgです。

片手で0.7kgは結構変わります。

更に、バッテリーはトリマーの上部に付くのでなおさらバランスが悪いです。

 

なので、充電式のトリマーは現場など常に電源があるわけでもない環境で使用するのがふさわしく、家庭など電源が常に安定して使用できる環境でならコード式のトリマーを使用しましょう。

そもそも充電式は充電する手間もあるし、バッテリーは劣化するものなので、なるべくコード式を集めた方がいいというのがそもそも私の考えでもあります。

 

マキタの3707FCレビューまとめ

この記事のまとめ
  • 電子制御機能がビットの回転を安定させるので、作業のしやすさ、仕上がりの良さ、安全面で非常に優れている。
  • 重さ1.2kgは軽量で長時間の作業でも疲れにくく、握力の弱い女性にもオススメ。
  • トリマーは面取りや溝堀など慣れると非常に便利な電動工具なので、DIYの技術がワンランクアップする。

 

今回は私が所有しているマキタの3707FCというトリマーの紹介でした。

トリマーは1台あるだけで非常に便利な電動工具です。

ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか?

 

また、最初は安全をしっかり確認してから作業をしてください。

トリマーは丸ノコなどと同じく油断するとお怪我をしてしまいます。

 

それでは楽しいDIYの参考になればと思います。

以上なおっぺでした。

 

 

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