お家のアフターメンテナンス

新居の2階のフローリングが「床鳴りと沈みがひどい」ので半年点検で調べたら大工の手抜き工事だった

床の鳴りと沈みがひどいので半年点検で調べたら大工の手抜き工事が原因だった

こんにちは、元現場監督のなおっぺ@naoppemanです。

 

今回は私が入居してから気づいた施工ミスを紹介します。

どんな施工ミスかというと、2階の床に載ると部分的に激しい床鳴りと沈み込みがするのです。

 

そしてこの施工ミスを住宅メーカーの半年点検時に指摘して点検をしてもらったら大工の手抜き工事だったことが発覚しました。

要は入居後に見えないところで大工が手抜きをしていたということです。

 

私が元現場監督ということで、大工もしっかりやっていたと思っていたのですが見えないところを手を抜かれてしまっていました……

 

というわけで、半年点検で発覚した大工の手抜き工事をぶっちゃけます!!

そして、元現場監督として大工の施工ミスの内容、要因などを徹底解説させてもらいます。

 

新居が完成して半年経ちました

私の今住んでいる新居は、2019年の5月に完成しました。

なので、2019年の11月が半年ということになります。

我が家は地元密着型の住宅メーカーにお願いしたのですが、アフターメンテナンスが定期的に行われます。

近々の日程だと、半年点検、1年点検その後は3年だった気がします。

ちなみにブログで住宅メーカーの公表はしていません。

 

そして、去年の11月に半年点検が行われました。

まあ、半年点検の前から気づいてはいたのですが、わざわざ連絡するのも面倒だったので半年点検のタイミングで指摘することにしました。

 

半年点検は営業が来ました

どうやら、1年点検までは担当の営業マンが点検に来るらしく、元現場監督の私より住宅に関する知識はありません。

営業さんはマニュアルに沿って床下をのぞいたり、外回りを点検するだけの非常に簡単な点検でした。

 

そんな点検はどうでもよく、

「何か不具合などお気づきな点はありますか?」

そう、その言葉を待っていました。

ということで、今回の記事のタイトルにもあるとおり床の鳴りと沈みを指摘しました。

 

そしたら、案の定見るだけみて、後日現場監督から連絡させますということでした。

 

床の沈み具合

床 鳴り 沈み

ではここで私が指摘した床の沈む位置をお伝えします。

上の写真の丸の位置部分で、壁際の床が沈みます。

ちなみにここの下は階段になっていて、この壁の上は収納になっています。

遠くから見るとこんな感じです。

 

では、床の沈みが分かるようにアップで写したいと思います。

こんな感じに踏むとここの床がバッチンバッチン鳴るわけです。

そして、載っただけで分かるぐらい床が沈みます。

壁紙とフローリングの間に付いている部材が幅木という部材なんですが、もう既に若干隙間があるのが分かるでしょうか?

ではさらにアップにしてみます。

1,2枚ハガキが入るぐらいの隙間が空いているのが分かると思います。

ようはこんだけ床が沈んでしまっているのです。

 

現場監督が来て再度調査

営業が来た後、後日現場監督から連絡があり、再度確認に行きたいということで二度手間だなとは思いつつ了解して現場監督に来てもらいました。

結果は現場監督でも原因が分かりませんでした。

そりゃそうだろと思いましたが。

だって私もはっきりとは分からなかったので。

 

というわけで、また後日大工とクロス屋を手配して壁を開口しての調査兼直し工事を行うことになりました。

 

直し工事で分かった床鳴りと沈みの原因

担当の大工さんとは別の大工さんが来てくれて壁の石膏ボードを開けています。

 

床合板 施工ミス

開けて発覚したのが、謎の床合板にある切った跡でした。

ここは本当は1枚の床合板が壁の中まで繋がっていなければいけないところです。

なぜなら、この壁内の下に梁があり、この梁で床合板を支えているからです。

 

つまり、床合板を支える梁の手前で床合板が切られているのです。

なので、床合板が梁で支えていないので、支えのない合板が人が載ると沈んでしまうというわけです。

そして、沈む時に合板と合板が擦れてバッキバッキと床鳴りがしていたというわけです。

 

とりあえずの応急処置

原因が分かりましたが、直してもらわなければいけません。

本来なら床合板というのは構造体で地震などの力を支える役目もあるのでこのような手抜きの施工では本来の耐力を持つことはできません。

ですが、完全に直すとなると、フローリングを剥がして床合板をまるまる1枚取り換える必要があります。

図面で確認したところここの床合板は1820mm×910mmの合板だったのでかなり大掛かりな工事になります。

そんな工事が一日ですぐ終わるわけもないので、とりあえず今回は応急処置をしてもらいます。

まずは上の写真のように奥から斜めに合板と合板をビスで固定します。

そして次が下の写真のように、フローリングなどを張る時にしようする根太ボンドという強力なボンドで切れ目を埋めるように注入しました。

とりあえず、こんだけやれば、ボンドが乾けば床鳴りと沈みは落ち着きます。

しかしこれは悪魔で応急処置です!!

 

なぜこのような工事を大工がしたのか考えてみた

床鳴り 沈み 図解ではなんで大工がこんなミスをしてかつ直さずにこのままにしたのかを工事中から新居を毎週見学していた私が解説します。

ちょっと専門的な話なので分かりにくかったらすみません……

少しでも分かりやすくなるために図解を準備したので上の図を見ながら読んでみてください。

 

床の切り間違いの原因は設計と監督と大工が要因

まず、ここは階段の上になります。

なのでなるべく階段の天井の高さを取らなければいけません。

なのに、構造設計者がまず間違ってこの壁の中に床合板を敷くのばすような設計をしてしまいました。

ですが、このままでは階段の天井高さが取れないので現場でこの床合板を切り落とす作業が発生しました。

まずここまででポイントとなるのがこの2点

  • 構造設計者が床合板を敷く指示を間違えた。
  • そして、その間違いを現場で直すために大工に不要な作業が発生した。

つまり、構造設計者がまず間違えて大工に余計な手間を増やしてしまったということです。

 

そして、更にここから工事中のことを思い出してみると、我が家の担当した大工は親子でやっていて2人で作業をしていました。

ですが、親が体調を崩して息子だけの工事に途中からなってしまい工期が伸びてしまっていた。

このずるずる伸びた工期に対して対応を現場監督は何にもしていなかった。

ここでのポイントはこれですね。

  • 2人でやる工事を1人だけでやることになってしまい余裕のない工期のなか作業をしていた
  • 工期が伸びることに対する対応を切現場監督は一切取らなかった。

 

では、今回の床の切り間違いの原因を一度まとめます。

設計のミス

  • 床合板の敷く位置の指示を間違えた

現場監督のミス

  • 作業人数が減ったことによる職人の増員または工程の調整をしなかった

大工のミス

  • 親が体調を崩し1人で作業をする中焦って間違えた位置で床合板を切ってしまった

 

なぜ床合板の切り間違えを直さなったのか

次になぜ間違って切ってしまった後しっかりと直さなかったのかを考えてみます。

正直私も床合板を間違って敷いてあるのは知っていました。

現場監督からも後で切って対応するといわれていました。

ですが、いつになっても床合板を直さないなと思っていました。

そして、しまいにはフローリングを先に張ってしまいました。

 

その後はいつの間にか壁が出来上がって完了していましたが、おそらくここに直さなかった理由があると思っています。

 

それはフローリングを張ってしまったということです。

最初に説明しましが、ここの床合板は910mm×1820mmのサイズが敷かれています。

もし床合板の切り間違いを直すとなったらこのサイズの合板を剥がさなければいけなません。

そして、フローリングをもちろん剥がさなければいけません。

つまり、直すとなると相当な時間と新しいフローリングと床合板の費用が掛かってしまいます。

なので、私はこの直す時間と費用を誤魔化すために大工が直さずに放置して壁を張って隠してしまったと思っています。

 

つまりこれに関しては大工の完全なる手抜きです。

 

まとめると、切り間違えた後直さなかったのは大工の完全なる手抜きと思われるということになります。

 

元現場監督の私が新居の工事中の解説を毎週にわたって公開している記事を下から見ることができます。

新居の工事現場を元現場監督が解説している記事 全集 新居を計画中の方に読んでもらいたい記事 ┗木造住宅は雨に濡れても大丈夫なのか元現場監督の私が解説します ┗分譲住宅と...

 

応急処置後壁とクロスの補修

はい、では話は直し工事中に戻りまして、応急処置が終わったので壁の復旧と壁紙を再度張っていきます。

こんな感じに開口した場所を再度石膏ボードを大工が張りました。

その後クロス屋さんがしっかりとパテ処理をして、最後は元通りというわけです。

2階のフローリングの床鳴りと沈みがひどいので点検した:まとめ

今回は2階の壁際のフローロングが床鳴りして沈むのでで調査をしてもらったら大工の手抜き工事ということが分かりました。

なぜなら、梁まで伸びていなければいけない床合板が手前で間違って切られていました。

そして、その施工ミスの要因はこの3点になります。

 

設計のミス

  • 床合板の指示を間違えた

現場監督のミス

  • 作業人数が減ったことによる職人の増員または工程の調整をしなかった

大工のミス

  • 親が体調を崩し1人で作業をする中焦って間違えた位置で切ってしまった

 

そして、施工ミスをしたのに直されずにこのまま放置された原因は大工による手抜きと私は考えています。

 

今回は夢のマイホームで残念な工事が発覚してしまいました。

しかも結構信用していた大工さんだったので非常に残念です。

 

もしかしたらこの記事を見て不安になってしまったという方もいるかもしれませんが、こういうことはまれなのであまり心配しないでください。

ただ、住宅といっても人が作る物です。

なのでもちろん間違いもあります。

ですが、間違っても適切に対応をしてくれる住宅メーカーというのが本当の良いメーカーさんなのではないでしょうか。

 

そんな感じで今回は終わりたいと思います。