エクステリアDIY

つる性植物を使用してグリーンフェンスを作る【庭づくりDIY#10】

こんにちは、なおっぺ@naoppemanです。

 

今回は新しくフェンスを作っていきます。

フェンスは以前木板を張ったウッドフェンスもDIYで制作しました。

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ですが、今回はこのようなウッドフェンスでなく、

グリーンフェンスを植物を活かして作ろうと思います。

 

フェンスに格子状のパネルを取り付けて、つる性植物を植えることでフェンスが植物でおおわれる感じをイメージして作っていきます。

 

というわけで、今回はフェンス作りからつる性植物を植えるところまでお伝えします。

また、この記事を書いているのがフェンスを作った3週間後になります。

なので、植物を植えてから3週間でどれだけ伸びたかも一緒に紹介していこうと思います。

 

この記事の内容はYouTubeで動画として公開しています。

よろしければ動画でも見てみて下さい。

グリーンフェンスを設置する場所

今回グリーンフェンスの設置場所は我が家の庭の近隣との境界に沿ってです。

ここは南面なのですが、すぐ奥に近隣さんのお宅があるので、朝方の東面からの日差しと、西側からの西日は日が当たりますが、日中の南面からの日差しは入りません。

なので、日照条件としては半日陰の環境といえます。

なので、つる性植物もガンガン日が当たる場所で育つ種類を育てるのは厳しいので半日陰でも育つ植物を選択する必要があります。

まずは、しっかりと採寸をして買い出しをします。

支柱となる木杭と根止めの塗装

まずは、木杭を塗装していきます。

木杭はホームセンターに売っている1.8mの既に防腐剤が塗布されているものを選びました。

今回はこの木杭を支柱をして使用していきます。

木杭にはこのキシラデコールのカスタニ色で塗っていきます。

キシラデコールは2度塗りが良いですが、今回は既に防腐剤が塗られているので1度塗りだけにします。

こちらが根止めです。

根止めは庭に植えてあるクラピアがつる性植物側に侵入しないようにするために設置します。

これは職場の木工所の余り材から作ってきました。

根止めは別に何でもいいので杉の貫材でも1×4材でもいいし、プラスチックなどで良ければネットでも売っていますね。

根止めは木杭と違い防腐剤が塗られていないので、自分で塗っていきます。

クリア色の防腐剤を準備しました。

この防腐剤は木杭の緑色になる防腐剤と違いクリアでとてもサラサラした塗料です。

クリアといっても木材に塗ると少し飴色になりますね。

根止めの防腐剤を塗り終わったら、木杭をキシラデコールで塗装します。

防腐剤だけだと緑色でちょっとダサいので色付けもかねて塗っていきます。

この木杭は最初から先端が尖った加工がされているので、そのまま土に差し込もうと考えています。

フェンス自体も木板と違い格子状のパネルを付けるので風通しが良いので深く差せば、風に耐えることができると思っています。

根止めに塗った一回目の防腐剤が乾いたら、こちらもキシラデコールで2度塗りをします。

これだけ防腐剤やキシラデコールを塗れば当分は腐らないと考えていますが実際はどのくらいもつのでしょうか?

というわけで、木杭と根止めの塗装作業が完了です。

こちらが根止めです。

こちらが木杭です。

緑の防腐剤の色もなくなったので塗ってよかったです。

庭の雰囲気に合わなかったツバキとお別れ

今までほとんどの動画や記事で紹介していませんでしたが、今の新居に引っ越すときから裏の通路あたりにツバキが生えていたんです。

せっかくなのでと思ってとりあえず庭に植え替えておいたのですが、ついにこいつともお別れします。

今の庭にはオリーブとユーカリを庭木として植えているのでツバキは今の庭の雰囲気とはあいません。

また、グリーンフェンスを設置するうえで今の植えてある場所が邪魔になるので少しかわいそうですが破棄してしまいます。

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腐葉土を足して土壌改良

今回植える植物は割かし土を選ばないらしいでこのまま庭の土でもいいかなと思いました。

ただ、いろいろ調べると腐葉土ぐらいは足した方が良いらしく今回は腐葉土だけ土に混ぜていきます。

今更ですが、我が家の庭は雨水の逃げ道がないのでこのタイミングで鹿沼土やバーミキュライトなどで水はけを良くしておいてもよかったと後から思いました。

腐葉土を入れる分土を少しだけ取り除きます。

土は奥のユーカリの植えてあるところに移してしまいます。

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では腐葉土撒いていきます。

クワでよく混ぜます。

よく均しておきます。

グリーンフェンスの格子材のトレリスが到着

今回グリーンフェンスを作るうえで必需品であるトレリスが届きました。

トレリスはネットで注文していました。

そもそもトレリスとはつる性植物を絡ませる格子状のパネルのことです。

今回は木杭で支柱を立てたらこのトレリスを固定してフェンスとしていくということになります。

開封したらこんな感じです。

大きさは90㎝×120㎝となっており横でも縦でもどちらにしても使用できます。

今回は縦を120㎝横を90㎝として使用します。

何となく雰囲気を確認してみるために並べてみましたが良い感じです。

グリーンフェンスを組んでいく

それでは土も木杭も準備が終わり、トレリスも届いたということでさっそくグリーンフェンスを作っていきます。

作業手順としては

´木杭を立ててトレリスを留めていく’

の繰り返しです。

木杭はこの掛矢(かけや)を使用して打ち付けていきます。

掛矢とは大きな木槌のことで、よく木造住宅の骨組みを組む上棟工事のときに大工さんがトンカントンカン使ったりしています。

今回はこの掛矢を借りることができたので使用していきます。

木杭は1.8mあり、トレリスは1.2mあります。

木杭を30㎝土に打ち込めば1.5mになり、更に土からトレリスの下までを30㎝あけて上を木杭とトレリスを揃えるように作っていきます。

なのでまずは木杭を30㎝打ち込み土から1.5mの高さになるように調整します。

幅はトレリスが90㎝なので木杭も同じく90㎝の間隔にします。

ちなみに奥行きはブロック塀から15㎝あけることにしました。

木杭2本立てたら水平を見る必要があります。

水平器を使用しますが長い水平器は持っていないので、根止めに使用する板の上に水平器を置いて2本の木杭の高さを確認しながら調整します。

垂直ももちろん確認します。

この流れでとりあえず3本木杭を立てました。

そうしたらトレリスを取り付けていきます。

クランプを使用して仮で木杭とトレリスを固定します。

そうしたらトレリスはステップルという留め具で取り付けていきます。

これがステップルです。

ステップルは通常電気工事でケーブルを固定するために使用するものです。

ですが、今回はこれでトレリスを留めていこうと思います。

今回はこのステップルの内径が10.5mmのサイズを使用していきます。

トレリスは両端以外を2枚をくっ付けて留めます。

トレリス1本の太さは5㎜なので2本で10㎜です。

そして一応余裕を0.5㎜見て10.5㎜のステップルがちょうどいい計算になります。

端を留めたら、もう片方は2枚一緒に固定をする必要があります。

2枚同時にクランプで固定をします。

そしたらステップルで2枚を一緒に留め付けます。

そうしたらまた木杭を打ち込んで、

トレリスを取り付けるの繰り返しです。

最初トレリスを留めていた時は2,3か所だけでの固定だったので、全てトレリスを留め終わったら、1マスに1か所ステップルで留めていきます。

全てステップルを取り付けたらフェンスがひとまず完成です。

グリーンフェンスに植えるつる性植物の紹介

それでは次につる性植物を植えていきますが、ひとまず今回植えていく植物を紹介します。

まず、こちらがアイビーです。

ヘデラとも呼ばれています。

アイビーは比較的どこのホームセンターにも売っているので手に入れやすい植物になります。

比較的日陰でも育つことができるので今回の半日陰の場所でも問題なく成長します。

そしてこちらがテイカカズラという植物になります。

カズラという植物はいくつか種類がありピンクや白い葉のカズラもありますが、私はこのシンプルな葉の色をしたテイカカズラを選びました。

ただ、テイカカズラはなかなかホームセンターに売っていなかったので今回はネットで探した植木組合というところで購入しました。

https://www.j-green.info/

テイカカズラは5月~6月にこのような渦を巻いたような白い花を咲かせます。

なのでおそらく来年にはこのフェンスに花が咲く予定です。

アイビーとテイカカズラを植えていく

それではアイビーとテイカカズラをグリーンフェンスの下に植えていこうと思います。

トレリス一枚に対して、

「アイビー‐テイカカズラ‐アイビー」

の配置で植えていきます。

こうしたのは、アイビーの緑をベースカラーとしてテイカカズラの白い花をアクセントにしたいと考えたからです。

果たして思った通りになるかは来年になるまで分かりません。

テイカカズラの花が咲く時期は今シーズンは終わってしまったので。

トレリスと土との間は30㎝あけておいたので土も掘りやすくちょうどいい間隔でした。

植え終わったらアイビーとテイカカズラのつるをトレリスに誘導します。

真上に伸びてしてしまうと下の方が寂しくなってしまいそうなので、理想はくねくねしながら密に徐々に伸びてもらいたいところです。

根止めの設置

最後に根止めを設置していきます。

根止めがないとクラピアがアイビーたちの方まで覆ってしまうのは確実なのでしっかりとクラピアの侵入を根止めで阻止します。

根止めは土に差し込む方法で設置していきます。

木で支えを作てもよかったのですが、そこまで考えていなかったのでとりあえず土に差し込むだけにします。

なので土を踏み固めたり、

裏側を土を盛って支えるようにして根止めの設置が完了です。

完成したグリーンフェンスの3週間後

こちらが完成したグリーンフェンスになります。

そして、ここからの写真は制作してから3週間経ったグリーンフェンスになります。

こちらはテイカカズラですが、いい感じにつるが格子に巻かれながら伸びています。

下の方が良い感じに緑のフェンスの感じが出ています。

3週間では全体を見たときはまだ少し寂しい状態です。

今後の成長に期待です。

なのでもって成長したらまた記事にして報告したいと思います。

グリーンフェンス作り:まとめ

今回はグリーンフェンスを作るという内容でした。

グリーンフェンスとは一般的に本物の植物を使わずフェイクグリーンを使ってフェンスのようにしますが、思い切って本物のつる性植物を使ってグリーンフェンスを作ってみました。

 

アイビーとテイカカズラは半日陰でも育ち比較的丈夫なので今後も問題なく成長すると思います。

なので今後のこのグリーンフェンスの成長を楽しみ見ていこうと思います。

 

というわけで、つる性植物を使ったグリーンフェンス作りでした。

もし、ご質問などあれば、TwitterもしくはYouTubeのコメント欄から受け付けますので気軽に連絡ください。