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メーカーにできないと言われた冷凍庫の扉の吊元を変える方法

メーカーにできないと言われた冷凍庫の扉の吊元を変える方法

こんにちは、なおっぺ@naoppemanです。

 

いきなりですが、皆さんは冷凍庫はお持ちでしょうか?

我が家は新居を建てる前の計画段階から、冷蔵庫とは別に冷凍庫を購入する予定でした。

 

コストコや業務スーパーが好きで買いだめをよくするんですよね。

 

そこで新居に住み始めて半年が過ぎ、落ち着いたところで冷凍庫を購入しようということで商品を探し始めたら今販売されている冷凍庫は全て右開きなんです。

 

ですが、我が家の冷凍庫を置く場所は左開きが合っているのでどうしても左開きがいいけど取り扱いがない!!

 

ということで、今回はいろんな冷凍庫を電気屋さんで見てまわった結果左開きにできそうな商品をみつけたなので、DIYで自力で冷凍庫の扉の開き方向(吊元)を変えたことに関して紹介していこうと思います。

 

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購入した冷凍庫:ハイアール 102L JF-NU102B

ハイアール 冷凍庫

こちらが今回購入した冷凍庫になります。

冷凍庫の商品仕様はこちら

メーカー:Haier(ハイアール)

品名: 102L 前開き式冷凍庫

品番: JF-NU102B

容量(L): 102

冷却方式:直冷式

扉開き方向:右開き

我が家がハイアールの冷凍庫にした理由は、扉の開き方向が変更できそうだったからです。

電気屋さんで見に行った時に、三菱などが販売している冷凍庫は吊元部分が一体に作られておりどう見ても吊元が変更できそうにありませんでした。

 

ですが、このハイアールの冷凍庫は見た感じ扉の吊元を変えることができそう、というかできるように作られている?ような冷凍庫の作りになっていました。

 

メーカーに開き方向を変えれるかを聞いてみた

吊元変更ができそうだからといっていきなり買うのはちょっと勇気がいるので、いったんいろいろ調べて見ると、ハイアールのホームページに電話での問い合わせサポートがあることに気づきました。

 

どうせなら購入する前に一回聞いてみようとメーカーに電話にて問い合わせをしてみました。

そしたらすぐ答えを教えてくれました。

 

「こちらの冷凍庫は扉の吊元変更はできないようになっています」

 

だそうです……

メーカーははっきりと扉の開き方向を変えることができないという答えでした。

 

でもですよ、

どうみても私にはできるようにしか見えません。

 

妻とも相談して、どちらにしても冷凍庫は欲しいので吊元変更できる可能性にかけて、ダメなら右吊元で我慢して使おうということで今回購入を決意しました。

 

自宅に届いた冷凍庫をよく観察

自宅にハイアールの冷凍庫が届きました。

まずいきなり取り掛からずによく構造を観察します。

扉の吊元部分に注目すると、まず上部が細い棒状の金属が軸となって付いているのが分かります。

 

そして、こちらが扉の下部側の吊元部分です。

写真は冷凍庫の下から見上げるように撮っています。

見た感じ、この3本のビスを外せば、下の金具が外れて軸の金具が抜けるのではないかと思いました。

 

こちらは、吊元と反対側の冷凍庫の下部です。

この脚材を外して扉の金具を付ければできそうな気がもうぷんぷんします。

しかも、扉をよく見るともう軸の金具を付けるようの穴がちゃんと付いています。

 

というわけで、改めて作りを見た結果やはり扉の開き方向は変えることができそうということで作業に取り掛かることとします。

 

扉が簡単に外れました

先ほどの扉の下部にあった金具の3本のビスを抜いてみたら思った通り簡単に扉が外れました。

 

ビスの付いていた金具は本体にビスで固定されていただけで、扉とは軸の金具によって繋がっていただけなので扉を外した時に一緒に簡単に外れてしまいました。

それと金具を外した時に吊元の反対側にあった脚の部材も外しておきました。

 

扉側の作業

扉側の金具は上部と下部で分かれますが、上部は比較的に簡単な作りですが、下部は少しだけ苦戦しました。

扉下部の金具交換

右開きを左開きにするということは、簡単に言うと左右逆に全て付けていけばいいので、先ほどの金具を左側に付けていきます。

まず、金具が付いていた部分がこんな感じになっており、このL型の金具も左側に付けていきます。

 

こちらが吊元の反対側です。

先ほどのL型の金具はビスを抜いて金具をはめるだけなので簡単にできました。

 

この金具が扉と本体を繋ぐ役目をしているものです。

写真のように扉の穴部分に軸がささっていたのが分かります。

 

ここで、問題発覚!

この軸となる金具の位置を金具の外側に付け替えなければいけないことが分かりました。

これはネジのように緩めるような+の口があるわけでもなく、軸部分なのでグリスみたいなものも付いていて滑ります。

そして考えた結果私が出した答えがこれ。

 

電動ドリルのチャック部分を締めて回しながら取る作戦です。

先ほどの軸部分の金具ですが、よく見ると6角の形になっていたので電動ドリルのチャック部分で挟んでやってみることにしました。

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こんな感じに電動ドリルのチャック部分と金具をしっかり締めて、片手で金具本体をしっかり持っていざ外してみます。

 

そしたら何とか取ることができました。

よく見るとちゃんとネジ山で軸の金具は入っていたのが分かります。

なので本来ならスパナなどでも良かったのかもしれません。

 

ということで、外れれば付けるのは簡単です。

軸部分の金具の付け替えがこれで完了しました。

扉の上部の作業

扉の上部は非常に作りが簡単でした。

本体側に付いている軸の金具にはまっている穴があるだけでした。

 

そして、吊元の反対側を見ると軸の金具を差し込む部分にキャップがされているのでこのキャップを付け替えるだけです。

ピッタリハマっているので、カッターのような薄いものでキャップをピコッと簡単に取ることができます。

 

このキャップをもとの吊元側にはめれば扉の上部の作業は完了です。

本体側の作業

本体側の作業も必要なんです。

なぜなら、この扉上部側の軸金具が本体に固定されているので反対側に付け替えなければいけません。

ちなみにこちらが反対側。

もう吊元変更できる前提の作りなのがはっきり分かります。

やり方ですが、まず一度本体の上部のカバーを外す必要があるので、吊元の金具の脇にあるビスを抜いていきます。

 

そしたら、冷凍庫の裏に回ってこちらにもカバーを固定しているビスがあるので外します。

 

ビスを抜いてカバーを外すとこのような金具が付いていて、これが扉の軸となる金具となっています。

そして、よく見ると本体のカバーと本体が配線で繋がれています。

 

なので、ここで無理やりカバーを取ろうとすると配線が切れてしまうので注意が必要です。

また、この配線を一度外さないとこの金具を取ることができないので、写真に映っている2つのコネクタを外します。

電気系は不慣れなので切れそうで怖かったですが慎重に外しました。

 

そしたら、配線とカバーの接続がなくなったので金具を外すことができました。

 

ちなみに吊元の反対側ですが、こちらにも同じような金具が付いていたので外します。

外す前に先端の軸だけ取れないかとトンカチで叩いたりして試してみましたが、どうやら軸の先端金具だけは外すことができませんでした。

 

これで左右の金具を交換することができました。

元の吊元側の金具を付けるときにはまた配線を通すので忘れずに配線を通してから金具を取り付けましょう。

 

金具も交換が終わったらカバーを外した時と反対のことをして、またカバーを取り付ければ本体側の金具の交換作業も完了となります。

扉の取り付け

では、金具の交換作業がすべて終わったので扉を付けていきます。

扉と本体を繋いでいるのは軸の金具がささっているだけなので、最終的にはビスを打たなければいけません。

なので、順番としては扉を下から上の軸金具に差し込んだ後に下部の軸金具を取り付けてビスを打ちます。

 

最初はとりあえず1本でもいいので仮で締めてしまいしょう。

そうすれば扉は外れなくなります。

 

脚材の取り付け

扉の金具のビスも全て締め終わったら、最初に外していた脚材を再度付けていきましょう。

 

この時、片方の脚材は本体に直接脚付いていますが、もう片方は金具に脚材が付いているので左右の水平を確認して締め加減を調整する必要があります。

 

我が家にはこのような水平器あるので水平をしっかり揃えることができました。

もし持っていなくても、100均などで安く購入することもできるし、それ以外の方法なら丸いボール状のものを上に置いて転がるかで傾きを確認してもいいと思います。

 

扉の開き方向の変更作業が完了

というわけで、以上で扉の開き方向を変える作業が完了となります。

完了して改めて思うのが、今回は特別な加工や道具を使うことなくできました。

それも、私が思っていた通り、もともとこのハイアールの冷凍庫左右どちらにも扉を付けることができる作りとなっていたからです。

なので、少し頑張ればできるというわけです。

作業時間、必要道具、注意点

今回のハイアール製冷凍庫の扉の吊元変更作業ですが、だいたいかかった時間が30分ぐらいになります。

1時間もかかっていないと思います。

 

今回の作業で必要な道具はこちらです。

  • ドライバーできれば、インパクトドライバーか電動ドリルがよい
  • スパナ、レンチ、電動ドリルのどれか(軸金具の取り外しに使用)

作業する前は専用の工具とか必要じゃないか心配だったんですが、ちょっと探せば一般の家庭にもある道具が作業ができます。

ドライバーは本体部分のビスが少し固いのであるなら電動の方が良いと思います。

 

最後に注意点ですが、

  • 床が傷つく恐れがあるので床を養生する
  • 作業はできるだけ2人で行い支えてもらいこと

冷凍庫の扉を外す際に脚材も一度外すことになります。

他作業してるときに工具を落としたりするリスクもあるので作業をする床は傷が付かないように養生をするようにしましょう。

 

また、冷凍庫の扉を外したり再度付けるときに冷凍庫を傾けて下側から作業をします。

この時思ったより冷凍庫を斜めに傾けるので、壁に倒しておくだけだとバランスが悪く危ないです。

なので、なるべく2人で作業をするようにして1人は冷凍庫が倒れたり滑らないように支えるようにしましょう。

 

冷凍庫の扉吊元変更作業:まとめ

今回はメーカーに問い合わせて聞いたらできないと言われた冷凍庫の吊元変更をやってみました。

冷凍庫は今販売されているやつで左開きは本当に売っていません。

なので、我が家のように右開きだと不便というご家庭には今回の記事を見ていただきぜひ挑戦して左開きの冷凍庫を使っていただきたいと思います。

 

上の写真は実際に我が家の新居に置いた冷凍庫です。

これが右開きだとかなり不便ですよね。

今回は本当に左開きに変更できて良かったです。

 

それと、最後にこの作業はメーカーではできないと言われた作業をやりました。

もしこの作業が原因で冷凍庫が壊れたり復旧ができなくなると、おそらくメーカーの保証が効かなくなると思います。

なので、扉の吊元変更作業をやる際はご自身の責任でやるように注意してください。