ランチョンボードって分かりますか?
食事の時に食器の下に敷くのはランチョンマットです。
こんなやつです。
これの木材で制作したボードタイプのものをランチョンボードといいます。
というわけで、今回はランチョンボードを制作したので、制作過程や作り方などを紹介します。
この記事のDIYテクニックポイント
- 木ダボを使用して巾接ぎをする方法が分かる。
- ノギス、直尺、白柿、毛引きを使用した正確な墨付けの仕方が分かる。
- ドリルガイドを使用したまっすぐ穴を開けるやり方が分かる。
過去の制作した作品はDIYは下の一覧で見ることができます。

材料はオークとウォールナットを準備しました
材料を並べて、表裏、木目を決めていく


無垢材なので、当然ですが1枚1枚木目が違います。
なのでどの板を表にするか裏にするかや、外側にする板と内側にする板などを一枚一枚見て決めていきます。
例えば節がある面は裏にしたり、きれいな側面の物を外側に使用するなども見るポイントです。

表裏、板の順番を決めたら、写真のようにマスキングテープを張ってテープに番号を振っておきます。
実際にテープを使用しないで、直接木材に番号を鉛筆などで書いてしまっても、最終的にサンダー掛けで消えるので問題ないです。
ただ、今回はこのようにマスキングテープを使用しました。
木ダボで巾接ぎをする加工の工程
ここからは木ダボを使用して木材を繋ぐための加工をしていきますが、加工の工程は大きく3つの工程に分かれます。
木ダボで木材を繋ぐ工程
- 墨付けで木ダボを取り付ける位置を決める。
- ドリルで木ダボの位置に穴を開ける
- クランプを使用して材料を繋げる
という工程で加工をしていきます。
ダボマーカーは使いません

今回は木ダボで木材を繋ぐ方法でよく使われるダボマーカーは使用しません。
正確な墨付けと正確なドリルの加工による方法で行います。
なので今回の方法だと木ダボの位置を端から寸法を測って決めるので、材料の長さがピッタリ合っていないといけませn。
なので、つなぐ木材の長さは一度ピッタリ揃えてください。
でないと、木ダボの位置がズレてしまいます。
端から寸法を決めて印を決めるので木材の長さはピッタリ揃えること。
木ダボで巾接ぎ 1.墨付け
木ダボで巾接ぎをするためにまずは木材に墨付けをしていきます。
つまり、どこに木ダボを取り付けるか印を付けていくということです。
今回墨付けにはこの4つの工具を使用していきます。
では各工具の使い方を説明しながら墨付けの工程を解説して行きます。
1-1.毛引きで木材の中心線を引く

まず使用するのが毛引き
毛引きとは写真ような工具でDIYや木工に詳しい方でないと見たことすらないのではないでしょうか?
この毛引きという工具は材料の端に毛引きの広い面を当てて引きながら毛引きの刃で均等な印を付ける工具です。
↓毛引きに関しての詳しい使い方
┗【毛引きの使い方】DIYで精度よく平行な線を引く方法

そして、この毛引き
このように刃の出を材料の真ん中に合わせて引いていきます。
真ん中に合わせるのは両端から毛引きを通してみて同じ位置に来たら中心に引けているということになります。
また、毛引きを当てる位置は必ず同じ面からにしましょう。
例えば表面に毛引きを当てると決めたら、すべての材料を表から毛引きを使うようにします。
同じ面から印をつけた方がつなげた時に部材どうしのズレが少なくなります。
- 両端から毛引きを通して中心を出して印をつける。
- ズレを少なくするために同じ面から毛引きで印をすること。

というわけで、毛引きを使用して各材料の木ダボを付ける面に中心線を引くことができました。
1-2.ノギスで両端の木ダボの位置を決める

次にノギス
今回は端から50mmで木ダボの位置としました。
今さらですが、端の木ダボの位置をはもっと寄せてもいいと思いました。
端はズレたり割れやすいので50mmの半分で25mmでもよかったと思います。

ノギスをこのように使用して正確に印をつけていきます。
この時、印をするのに使用している道具が白柿
ノギスに関してはいろんな使い方があるので、また別の機会に紹介しようと思います。
1-3.直尺を使用して内側の木ダボの位置を決める

先ほどのノギスでは端から50mmの位置に印を付けました。
次に内側にも木ダボを取り付けたいので内側は直尺を使用して印を付けます。
というのも、私の所有しているノギスが150mmまでしか使えないので必然的に直尺で印を付けることになります。
また、この時の直尺には直尺用のストッパー