入門編

コツされ理解すれば意外と簡単 鉋の刃の研ぎ方を解説

この記事の内容は
  • DIYで使える鉋の刃の研ぎ方を基礎から徹底解説
  • 初心者でも自分で砥石を使用して刃を研げるようになる
  • 準備する道具はホームセンターで購入できるものだけ

 

DIY初心者には、鉋の刃を研ぐのは職人の技術が必要で、とても難しそうに見えるでしょう。

ネットで「鉋 刃の研ぎ方」などで検索するといろんな方の刃の研ぎ方が紹介されています。

 

初心者がそのような記事を見ると、

「どうも自分に鉋を扱うのは無理だ」と諦めてしまいます。

 

そう思うのも無理はありません。

どの記事も専門用語ばかり、しかも記事によって研ぎ方の説明がバラバラで何が正しいのかさっぱりわからないでしょう。

 

だからこそこの記事では、

DIY初心者でも鉋を使用することができる』

を目標に鉋に関して解説していきます。

 

そして今回は「鉋の刃の研ぎ方」です。

 

解説をするうえで細かく難しい内容はなるべく抜きにしています。

まずは使える鉋にするための基本を中心に、そしてDIY初心者でも刃を研げるような工夫を取り入れながら解説していきますので、ぜひ読んでみてください。

 

なので熟練の技術を持っている方が見ても満足できない記事になっていると思います…

 

まず鉋の基本や使い方を学びたいという方は下の記事をご確認ください。

┗DIY初心者でも分かる鉋の基本知識と使い方

刃を研ぐことと同じくらい大切なのが台下端の調整です詳しくは下の記事をご確認ください。

┗DIYで台直し鉋を使用しない簡単な鉋台の下端を仕込む方法を解説

 

 

素人レベルから上達していく 木工,DIY作品集こちらは現在建具職人として毎日木工業に従事している私が今まで作成した木工品、家具制作品から、DIYの実例までを一気に紹介していきます。 ...

刃を研ぐ前に知っておいてもらいたいこと

砥石で刃を研ぐと研ぎ汁で回りが汚れるので注意

おそらくDIYで鉋を使用する場合は自宅で使用するのがほとんどだと思います。

その時に刃を研ぐ場所に気を付けましょう。

刃を研ぐと研ぎ汁という砥石や刃が擦れた黒い汁が出ます。

この研ぎ汁はシンクを大きく汚します。

 

なので、刃を研いだ後の掃除もしくは外の水栓で研ぐなどDIYでは工夫が必要です。

事前に捨ててもいいタオルなどを準備した方がいいでしょう。

 

鉋台から刃の外し方

鉋の刃を台から外す方法ですが、写真のように台の頭の両端を交互に叩いて外します。

真ん中を叩くと台が割れてしまうので叩かないようにしましょう。

鉋を持っている手の人差し指で刃を抜くように押すと抜けやすいです。

鉋の基礎知識や使い方は下記の記事を参考にしてください。

DIY初心者でも分かる鉋の基本知識と使い方

 

鉋の刃を研ぐときによく使う用語

荒研ぎ、中研ぎ、仕上げ研ぎ

鉋の刃を研ぐには大きく3種類の研ぎ方があります。

それが、『荒研ぎ、中研ぎ、仕上げ研ぎ』です。

荒研ぎは400番前後の荒い砥石、

中研ぎは1000番~2000番

仕上げ研ぎは、6000番~10,000番以上と砥石の荒さを変えて刃を研いでいきます。

 

荒研ぎは刃が欠けたり、形を修正するときにやる研ぎ方です。

何度も木材を鉋掛けして刃が切れなくなってきたときなど普段研ぎ直すときは、中研ぎから始めます。

中研ぎの後に仕上げ研ぎをして刃を研ぐ工程が終了となります。

 

砥石

鉋の刃を研ぐときに使用するのが砥石ですが、砥石といってもいろんな種類があります。

天然砥石:天然の石を使用した砥石

人工砥石:セラミックなど様々な製法で作られた砥石

ダイヤモンド砥石:今回中研ぎで使用する砥石。他の砥石に比べて使用してて擦り減らないので初心者が練習で使用するのにオススメの砥石。

 

しのぎ面

鉋の刃を研ぐ面をしのぎ面といいます。

このしのぎ面が平らにぐらぐらせず研ぐことが鉋の刃を研ぐことでは重要となります。

 

丸刃

刃の研ぎ方が悪く、しのぎ面が丸くなってしまう状態のことを丸刃と言います。

丸刃になってしまうと切れ味が悪くなってしまうので、しのぎ面は平らに研げるようにする必要があります。

この記事でも「丸刃にならないようにするには」ということで紹介していくので、意識しておいてください。

鉋の刃を研ぐのに必要な道具

  • 中研ぎ用砥石
  • 仕上げ用砥石
  • 砥石の固定台(必要に応じて)

 

オススメの中研ぎ用砥石:ダイヤモンド砥石

DIY用として中研ぎで使用する砥石はダイヤモンド砥石をオススメします。

なぜなら、理由として以下の4点があります。

  • 砥石の表面が常に平らな状態で刃を研ぐことができる
  • 荒研ぎかた中研ぎまで使えて価格がお手頃
  • 裏出しに使用できる
  • 砥石の面直しに使える

ダイヤモンド砥石は常に平らな状態で使用できるので、刃の裏出しや、鉋の台直しに使用できたり、荒研ぎから中研ぎ両方で使用できるなど1本持っていると万能な砥石として活躍します。

 

 

ダイヤモンド砥石は砥石の表面が常に平らな状態で刃を研ぐことができる

通常の砥石はずっと使用していると、どんどんすり減ってしまいます。

砥石の面が平らでない状態で刃を研ぐと、刃先が丸くなってしまうなどあまり良くありません。

なので、通常の砥石は砥石の面直しという、砥石の面を平らにする作業が必要となります。

しかし、ダイヤモンド砥石は砥石面が非常に硬くできているので砥石が擦り減ることがありません。

なので、砥石の面直しなどを気にせず刃を研ぐ練習ができます。

 

いくら研いでも擦り減らずに平らを保つことができるのがダイヤモンド砥石の一番の良さになります。

刃を研ぐとき最初は上手くいかず何度もやり直すことがあるでしょう。

その時に毎回砥石の面直しをやっていては大変なので、常に平らな面を保てるダイヤモンド砥石で最初練習することを私はオススメします。

 

ダイヤモンド砥石は荒研ぎかた中研ぎまで使えて価格がお手頃

ダイヤモンド砥石は片面ずつ細かさが違います。

私が使用しているのは400番と1000番が使えるダイヤモンド砥石になります。

この2種類だと400番は荒研ぎ用、1000番は中研ぎ用と1つの砥石で2種類の研ぎ方ができるので、荒研ぎ用砥石をわざわざ買う必要がなくなります。

 

ダイヤモンド砥石は裏出しに使用できる

ダイヤモンド砥石は常に平らな状態を保てると説明しましたが、その特徴を利用して刃の裏切れ時に裏出しをするときに使用できます。

なので、一般的に裏を研ぐときに使用する「金盤や金剛砂など」の専用道具を買う必要がなくなり、楽に裏出しができます。

◆詳しくは後日裏出しに関して記事を更新するのでお待ちください。

 

ダイヤモンド砥石は砥石の面直しにも使える

普通の砥石はすり減るので砥石を平らにするのに面直しが必要と説明しました。

通常面直しには面直し用の砥石を使用しますが、ダイヤモンド砥石で面直し砥石代用ができます。

なので、仕上げ砥石の面が擦り減ってきたらダイヤモンド砥石で面を平らに修正ができます。

 

ダイヤモンド砥石は錆びるので注意

ダイヤモンド砥石を使用したら必ずよく水気を拭き取り、風通しの良いところで乾かしてください。

出ないと簡単にダイヤモンド砥石は錆びてしまいます。

良く拭いても若干の水滴で錆びてしまいます。

 

風通しの場所など置くのが面倒な場合はドライヤーで乾かしてもいいでしょう。

とにかくダイヤモンド砥石は水気に気を付けてください。

 

オススメの仕上げ砥石:キング 最終超仕上砥石6000番

キングの仕上げ砥石6000はホームセンターによく売っている仕上げ砥石です。

最初は価格も安いこの砥石を仕上げ用で準備するのがいいでしょう。

更に切れを良くしたいのなら10000番や12000番などの砥石を使用しましょう。

 

仕上げ砥石は細かさが幅広く種類があります。

だいたいは6000番から10000番を仕上げでは使用しますが、より細かい砥石になると12000番や鏡面になる30000番などの種類もあります。

 

砥石は基本的に荒い方が価格が安いです。

なので、最初から金額の高い細かい番手の砥石を揃える必要はありません。

6000番でもしっかり研げばちゃんと鉋掛けできます。

 

最初は6000番でしっかり刃を研ぐことができるようになったらより細かい砥石を揃えるといいでしょう。

 

 

砥石は研ぐ前に水に付けておく

ダイアモンド砥石以外の砥石は刃を研ぐ前に水に付けておきましょう。

中研ぎ用の砥石は水に付けるとはっきりとわかるぐらい気泡が出てきます。

この気泡がほとんど出ないくらい水に付けた方がいいです。

15分~20分ぐらい水に付けておいた方がいいでしょう。

 

それに比べて仕上げ砥石は5分も付ければ十分です。

仕上げ砥石はあまり付け過ぎないようにします。

なぜなら、仕上げ用の砥石は中研ぎ用の砥石と比べて柔らかい為付け過ぎてしまうと柔らかくなりすぎてしまうからです。

また仕上げ砥石は研いだ研ぎ汁がさらに粒子が細かくなりより切れる刃にしてくれます。

なので、水分が多いと研ぎ汁が薄くなってしまいます。

 

砥石によっては研ぐ前に数滴水を落とすだけで研ぐ場合もあります。

 

どの砥石も詳しくは購入した商品の説明欄をちゃんと読み適切な時間などを確認するようにしましょう。

鉋の刃の研ぎ方

ここから鉋の刃の実際の研ぎ方を解説していきます。

使用する砥石は中研ぎ用にダイアモンド砥石、仕上げ用にキングの6000番を使います。

また、使用する鉋はこちらもホームセンターで良く売っている『千吉』です。

千吉は5000円以内で購入できる鉋の入門用には非常にオススメな鉋になります。

 

 

鉋の刃は中研ぎと仕上げ研ぎと最低2回に分けて研ぐ

鉋の刃を研ぐには最低2種類の砥石を使用して研ぎます。

基本的に鉋の刃を研ぐのに工程は、荒研ぎ、中研ぎ、仕上げ研ぎの3種類に分かれています。

しかし、荒研ぎは刃が欠けたり大きく修正が大きく必要なときだけでいいので、基本は中研ぎ、仕上げ研ぎの2段階で研ぐようにします。

 

研いでいるときの刃の向き

研ぐ方向に対してまっすぐが理想だが…

鉋の刃を研ぐときは基本は研ぐ方向と同じ向きに研ぐのが一番の理想です。

なぜなら砥石に向かって前後に動かして刃を研ぎますが、実際に木材を鉋掛けするときもこの研ぐ方向に向かって削りますよね。

なので、材料を削る方向で刃を研いだ方が一番いいんです。

 

刃をまっすぐの向きで研ぐのは難しい

刃を研ぐのにはまっすぐ研ぐのが一番いいのですが、実際にやると非常に難しいのです。

まっすぐの向きで研ぐと刃が前のめりになったり後ろに倒れたり、また手首動きやすく、刃が丸刃になってしまいます。

丸刃に関しては別で解説します。

 

横向きで研ぐのは止めた方がいい

ネットを調べると横研ぎでも大丈夫という意見もありますが、私は止めた方がいいと思っています。

それは、横研ぎは、材料を削る方向と直角に研ぐので削る方向が全然違うので良くないと思っています。

それと、私の工場では横研ぎしている人は1人としていません。

 

安定して研ぐには斜め研ぎがオススメ

まっすぐにすると丸刃になりやすく、横研ぎは材料を削る方向と刃直角なので良くない。

そこで私がオススメする刃の向きは斜め研ぎです。

私はいつもこのぐらいの角度にして研いでいます。

斜め研ぎなら、刃のぐらつきも少なく手首が動くこともなく安定して刃を研ぐことができます。

 

刃を研ぐときの刃の持ち方

右利きの場合ですが、こんな感じです。

文で納得するより写真を見て真似てみてください。

 

右手で持って、左手で支えるようなイメージです。

また持ち方は人それぞれ違います。

これは私流の持ち方です。

指の置き方にも人ぞれぞれなので私のやり方を必ずしも真似をする必要はありませんが、最初は参考にはしてみてください。

 

この記事では私の刃の持ち方をベースに解説をしていきます。

 

斜め研ぎは手前側(刃の左)が多く研げる

斜め研ぎをすると、写真の赤丸部分である刃の手前側が多く研げてしまいます。

なので、左手に力を入れすぎると赤丸側だけがどんどん削れてしまい、刃先が斜めになってしまいます。

 

右手中指に強めに力を入れる

赤丸の手前部分が多めに削れるのを防ぐために、青丸の方である右手中指に力を強めに抑え付けます。

そうすることで、刃の奥側つまり、青丸の部分の右手中指近くの刃先側も研げるようになり、均等な加減で刃を研ぐことができます。

 

刃を研ぐスピード

最初は急いで刃を研がない

慣れないうちからプロの職人見たく素早く前後に刃を動かして研ぐのは止めましょう。

絶対に失敗します

そして、結果的に仕上げるのが遅くなります。

 

慣れないうちはゆっくり動かす

慣れないうちはゆっくりでいいので、刃先に集中して研ぎましょう。

ゆっくりだと研げないということはありません。

初心者にありがちなのが、変に急いで研いで、刃先が斜めになったり、丸刃になってしまうことです。

こうなってしまうと一度元に戻すのが非常に大変です。

 

初心者は絶対にゆっくりやりましょう。

 

といっても大体の人が最初はゆっくりやりますが、少し続けると早く研ぎたくなるんです。

それでも、最初はゆっくり研いでゆっくりだけで仕上げましょう。

何度も言いますが、絶対に焦ると失敗します。

 

なぜこれほど言うかというと、私がそうだったからです。

 

私の場合は、会社で鉋の刃を研ぐ練習をしていたので丸刃になってしまうとグラインダーで修正できたからいいのですが、DIYではほとんどの人がグラインダーなんて持っていないと思います。

 

しかも、まだ刃を研ぐ技術を習得していない状態の人が刃の修正をするなどさらに難易度が高くなってしまいます。

 

だからこそ最初だけはゆっくり研いでください。

 

大きいストロークで研ぐ

基本的には砥石全体を使用するイメージで大きなストロークで研いでいきましょう。

細かく研ぐ方法もありますが、最初は大きく研いだ方がいいです。

大きく研いだ方が1回で研ぐ量が多いので早く研ぐことができます。

また、大きく研いだ方が手首がブレにくいので丸刃になりにくいです。

 

ダイアモンド砥石以外は何度も研いでいくうちに砥石が擦り減ってへこんでしまいます。

なので、なるべく全体を使用して研いだ方が全体が減っていくので砥石の面直しをするのが少なく済みます。

 

刃を研ぐときは手首を固定することで丸刃を防ぐ

手首を固定せずクネクネしながら刃を研ぐと刃先が前後してしまい結果、しのぎ面が丸く仕上がってしまいます。

丸刃になると材料を削るときに材料に対して刃の入りが悪く上手く削ることができません。

よく切れる刃に仕上げるにはピシッとまっすぐ平らに研げるのが理想です。

 

丸刃になってしまうよくやりがちな手首の動き

研いでいるときによくやってしまう手首の動きが、

手前で手首を起こしてしまい、奥に行くと指を伸ばすような動きで刃を突き出してしまう動きです。

こうなると、手前に手を持ってきたときに刃先だけ研げて、奥に移動すると刃の手前だけ研げて結果、しのぎ面の真ん中だけが残ってしまい丸刃になってしまうのです。

 

刃を研ぐときの体の動き、姿勢

手首は固定して研ぎます。

では鉋の刃を研ぐのに体のどこを動かして研ぐのか?

それは腕と肘です。

 

良くスポーツでは膝を柔らかく使えといいますが、鉋の刃を研ぐのには一切下半身は使いません。

更にはリズムよく体を上下なんかしてたら上手く研ぐことはできません。

 

理想は、足は肩幅ぐらいに開いて上半身もほとんど動かしません。

上半身が前後や上下しててはダメです。

基本は腕と肘だけで研いでいきます。

 

これは鉋の刃を研ぐという動作が非常に繊細なため、余計な体の部分はなるべく動かさずに必要なところだけを最低限動かすのが一番いいということになります。

 

Youtubeなどでも調べれば鉋を研いでいる人の動画があると思うの見てみれば分かりますが、無駄な動きが一切ありません。

 

刃の仕上げる角度

鉋の刃には理想の角度があります。

とは言ってもあんまり意識していないので、分かりやすく理解するには、

写真のような角度ぐらいで問題ありません。

刃の角度が鋭いほど切れ味は上がりますが、脆くなります。

反対に角度を付けるほど切れ味が落ちる代わりに刃が丈夫です。

なので、硬い材の場合は角度を付けたり、柔らかい材料程鋭くするなど研ぎ分けます。

 

今回の趣旨はDIYで使える鉋の刃の研ぎ方なので、どの角度がいいかというと

分かりやすく決めると鉋の刃の角度は30度を基準にしてください。

ただそれほど神経質になる必要もありません。

 

ただ、今回はホームセンターで購入する安価な鉋なので、余り角度がなく鋭すぎると刃が欠けやすくなってしまうかなと少し心配なところはあります。

ただ、DIYでは使用する木材はほとんどが柔材なので大丈夫だと思いますが…

 

ちなみに、ホームセンターで売っているSPFやホワイトウッド、杉などは全て柔材と思っていいです。

たまに大型のホームセンターに売っているタモ材などが硬い材料に該当します。

中研ぎをする

では鉋の刃の研ぎ方を解説しましたのでここからは順序別に解説します。

中研ぎはダイアモンド砥石の1000番を使用して研いでいきます。

ダイアモンド砥石は水を吸いませんが、研ぐ前には必ず水に濡らしてから使用します。

 

いきなり上手くはできないと思いますが、これまで解説したてきた内容を確認しながら研ぎましょう。

 

中研ぎは刃先の返りが出るまで研ぐ

中研ぎは鉋の刃先に返りが出るまで研ぎます。

返りとは、上の写真のような砥石で研いでいくことによる刃先の捲れのことです。

分かりやすくしたのが下の図になります。

確認するには実際に刃の裏を手前から軽く撫でてやると分かります。

バリみたいな引っ掛かりが出ていてれば返りが出ているということになります。

この返りが刃先全体に出るまで研ぎましょう。

 

このバリはほんの少し出ていればOKです。

たくさん返りを出す必要はありません。

 

仕上げ研ぎ

仕上げ研ぎは中研ぎより力を入れずに優しく研ぐ

仕上げ用の砥石は中砥石に比べて柔らかいので、刃に力を入れすぎると砥石を刃でえぐってしまい傷が付いてしまいます。

また、手首が動いてしまったときに押し込む時に手首を誤って起こしてしまうとこれまた砥石をえぐってしまうので気を付けましょう。

 

仕上げ研ぎでは研ぎ汁を捨てないで研ぐ

仕上げ研ぎはより切れる刃にするための最後の仕上げ工程です。

その仕上げ研ぎは研いでいるときに出る研ぎ汁を利用して研ぎます。

研ぎ汁は砥石から出る細かい粒子なのでこの研ぎ汁を使いながら研ぐことでより切れる刃に仕上げることができます。

 

なので仕上げ研ぎ時は研ぎ汁を洗い流さないようにします。

中研ぎは研ぎ汁を流しても大丈夫です。

鏡面にする必要はない

良く仕上げ砥石で刃の表面を鏡面にしていくとありますが、鏡面にする必要はありません。

そもそも、今回使用するキングの6000番では鏡面になりません。

10000番以上の砥石でないと鏡面にはならないので、鏡面を目指す必要は一切ありません。

 

最後に返りを取るのに裏を研いで完成

刃の面が全体的に仕上げ砥石できれいになったら最後に裏の返りを取ります。

これは刃をひっくり返して横研ぎで研ぎます。

大体刃先から2,3㎝を仕上げ砥石で研げればいいです。

 

大体4,5回裏を研げば返りはなくなるはずです。

 

再度仕上げ砥石で研いで裏を研ぐとなお良し

1度返りを取れば終わりでもいいのですが、ここから再度刃を何回か研いでもう一度裏を研ぐとより切れる刃になります。

研ぐ回数は最初より少なくていいです。

裏を研ぐのは砥石に対して平らにして研ぎます。

ようは刃先を何度か繰り返してより切れる状態に整えるといったイメージです。

刃をしっかり研ぐと、ここまで使える鉋になる

今回の使用した鉋と砥石を再度紹介しますが、

鉋:千吉 50MM

中研ぎ用砥石:ダイヤモンド砥石

仕上げ砥石:キング 仕上砥石S-16000

こちらの商品で刃を研いだ鉋の切れ味をご紹介します。

再度こちらの商品はどれも専門店などではなくホームセンターやネットで簡単に購入できるものです。

 

集成材の側面を仕上げたり、丸ノコでカットした材料のノコ目を落としたり鉋を使えるといろんな使い方があって非常に便利です。

また、塗装した材料が気に入らないから鉋で削り落とすなんてこともできますね。

 

詳しくは下記の記事でも鉋の便利な使い方を紹介しています。

DIY初心者でも分かる鉋の基本知識と使い方DIYでいろんなものを作り始めても、鉋(かんな)は扱いが難しそうで使ったことがないという方は多いのではないでしょうか? 「実際にネットで鉋の使い方や刃の研ぎ方を見てみると、サイトによって言っていることや説明の内容が違う」 「なんか砥石とかいろいろ集めるとお金もかかりそうだ……」 などの扱いにくい点が多くあります。 しかし、ちゃんとポイントを抑えて少し練習すれば、ホームセンターで売っている鉋と砥石だけで誰でも鉋は使えるようになります。 刃物専門店やお高い砥石など買う必要は全くありません。 うせならDIYが好きな方に自分で刃を研いで鉋を使用してほしいのです。 そして鉋の魅力を知ってほしいです。 そこで、この記事では、初心者向けといわれるお手軽鉋に頼らない、自分で刃を研ぐ鉋に関して解説していきます。 なので、こちらの記事では替え刃式や電動などの鉋の紹介は一切しません。 「DIY初心者でも本格的な平鉋を自分で仕立てて使えるようにすることを目指した記事です。」...

 

鉋の刃の研ぎ方:まとめ

  • オススメの中研ぎ用砥石:ダイアモンド砥石
  • オススメの仕上げ砥石:キング 最終超仕上砥石6000番
  • 刃を研ぐときは斜め向きで研ぐのがやりやすい
  • 最初はゆっくりのスピードで研ぐ
  • 手首を固定してしのぎ面が丸刃にならないようにする
  • 中研ぎは返りが出るまで研ぐこと
  • 仕上げ研ぎは中研ぎより優しく研ぐこと

鉋の刃を研ぐには最初はいろいろ覚えることがあり、混乱することもあるかもしてませんが、最初だけです。

少し慣れてしまえばどんどん上達していきます。

とは言っても鉋はとても奥が深い工具です。

今回解説した方法は基礎だけです。

 

より薄く削れる鉋にするにはまだまだいろんな方法や道具を使います。

より鉋のレベルを上達したい人の為にもまたワンランクアップする記事も公開するので少々お持ちください。

 

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