新居の工事現場を解説

【新居の住宅工事を解説③】上棟前の土台敷き工事と雨養生に関して解説 養生をばっちりにして年末年始を迎える

こんにちは、なおっぺ@naoppemanです。

 

このブログの「新居の住宅工事を解説」の記事は私の2019年完成した新居を元現場監督の経験を持つ私自身が工事状況を毎週解説する記事になっております。

全く建築や住宅に関して知識がない方でも工事内容が分かるようにお伝えしていきます。

また、ちょっとコアな話なんかもしていっております。

新居の工事に関しての記事は、下のリンクから一覧が見ることができますので、
工事進捗に合わせて見てみてください。

新居の工事現場を元現場監督が解説している記事 全集 新居を計画中の方に読んでもらいたい記事 ┗木造住宅は雨に濡れても大丈夫なのか元現場監督の私が解説します ┗分譲住宅と...

 

さて今週の新居の工事状況は年末年始のお休みを迎えるにあたって年末最後の工事が完了した状態でのご紹介となります。

 

前回は基礎の手直しと水道工事の紹介。

そして土台材が入ってきたという内容でした。

前回の記事は下から見ることができます。

【新居の住宅工事を解説②】基礎の不陸の手直し、水道配管工事、土台材搬入されましたこんにちは、元現場監督のなおっぺ@naoppemanです。 先週の我が家は基礎工事が完了して、外部水道工事が終わったところ...

 

 

さて、今週の我が家の工事の進捗状況ですが、予定通り土台の工事が終わっていました。

更には土台の間に敷き込む床断熱材という断熱とその上に敷く床合板が施工されていました。

この合板の上には後々フローリングを張るための床材となります。

そして年末年始を迎えるにあたり施工をした土台と床合板が雨に当たらないために養生がちゃんとされているかがポイントとなります。

 

というわけで今回は土台工事を中心に新居を紹介していこうと思います。

 

土台とはなんだ?役割は?誰が施工する?

そもそもまず土台に関して解説しようともいます。

土台とは上の写真のような基礎工事が終わった後に基礎の上に横向きで並べられた構造体のことを言います。

土台の役割は住宅の荷重を柱から受けて基礎に伝える役割があります

なので、いくら柱や梁などという構造がしっかりしていても土台がしっかりしていないと基礎に荷重を伝えることができずにお家は壊れてしまいます。

簡単に言うと土台とは基礎と柱の間にある横向きの木材のこと。
家自体の重さや地震などから耐えるために柱に掛かる力を土台を通して基礎に伝える役割があるということです。

ご理解いただけましたか?

 

土台を施工するのは大工の仕事

土台を施工することを土台敷きなんて言い方をします。

基礎の上に横向きで施工をするから敷き込むなどの言い方をしています。

 

そしてこの土台敷きは大工さんの仕事になります。

基礎工事が終わって水道の配管や給水管などの設備工事が終われば土台を敷き込むという流れです。

 

なので、住宅工事の主役ともなる大工さんは土台敷きの時に初めて現場に登場するわけです。

 

我が家の土台敷き後をチェックしてみる

我が家の土台敷き後をしっかりとチェックをしておきたいと思ったのですが、土台敷きと合板の施工後ものすごくしっかりとブルーシートで養生されているので、残念ながらほとんど見れませんでした。

 

このブログのために養生を剥がしてしまっては、せっかくの養生が台無しですので……

むしろ養生を入念にやっているという、それだけで既にしっかり工事をやっているといってもいいといます。

なので、建物の周りをまわって見れる範囲で確認してみました。

 

カットスクリューの締め付け状態を見る

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新居の周りを回ったら一部確認できるところがあったのでこちらで施工状態を見ることができました。

左がアンカーボルトにカットスクリューという金具で固定をしている状態です。

 

カットスクリューとは基礎と土台を緊結する大切な金物

カットスクリューとは上の写真のような金具になります。

このカットスクリューを基礎から出ているアンカーボルトに締め付けているのです。

 

このカットスクリューをアンカーボイルとを通して土台に締め付けることで、土台と基礎がしっかりと固定をすることができるというわけです。

 

つまりこのカットスクリューがしっかりと締め付けられているかが重要となります。

 

カットスクリューの正しい埋め込み深さは0~23mm

カットスクリューは適切に締め付けをしなければちゃんとした力を発揮することができません。

カットスクリューの埋め込み深さの適切は土台の上面から0~-23mmとなっています。

つまり土台より上にカットスクリューが出ているのはダメです。

そして、23mmより深すぎてはいけないということです。

 

もし現場で土台を確認するならこのカットスクリューの埋め込み深さを見てみるといいでしょう。

 

土台材に空いているたくさんの穴は何?

おそらく現場を始めてみる人は疑問に思うのが土台材には上のように横長の穴がたくさん開いています。

この土台に空いた穴ってなんだという疑問を解説したいと思います。

 

ずばりこの横長の穴はシロアリ対策の注入材が打ち込まれています。

木材はシロアリの好物です。

何も対策をしないとシロアリの餌食になりボロボロのお家になってしまいます。

なので、地面に近い位置にある土台材にはこのようにたくさんの穴にシロアリを防ぐための薬剤を注入しているというわけです。

 

また、シロアリ対策の薬剤はこのような注入するだけでなく薬剤を塗布したり散布したりする場合もあります。

 

基礎パッキンとは

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基礎パッキンとは、基礎と土台の間に挟まれてる黒い部材です。

木造住宅なら基礎と土台の間には基本的にはこの基礎パッキンが付いています。

だからといって必ずしも取り付けなければいけないという決まりがあるわけではありません。

 

基礎パッキンの役目は床下の風通し

基礎パッキンの役目は一番に床下の風通しを良くするためです。

昔のお家って基礎の換気口がありましたが、今の住宅は換気口がないのがほとんどです。

昔の基礎の換気口とは上の写真のようなものです。

昔の家はこの換気口を通して床下の換気をしているために湿気を防いでいたのです。

 

 

ですが、今の住宅にはこのような基礎の中に換気口を付けていません。

換気口がない代わりに基礎パッキンで通風を確保しています。

 

基礎パッキンを土台と基礎の間に入れることによって基礎と土台の間に隙間を設けて通気を確保することができます。

 

 

それと細かい話をすると昔のような基礎に開口を設けると補強はしていてもどうしても構造的にこの開口部分が弱くなってしまうのでなるべく無いに越したことはありません。

 

床下換気はなぜ必要?

床下の通気と換気ってかなり重要です。

なぜなら、床下の結露やビの対策のためです。

特に「室内と床下」「基礎の内側と外側」などは温度差があるため結露ができやすいです。

結露はつまり水なので木材に付くと後々のカビの原因になります。

 

なので、カビを防ぐためにも床下で結露は絶対に起こしてはいけません。

 

ですが、しっかりと基礎内部を風通しを良くして換気できれば結露とカビは防ぐことができます。

 

しかし、風通しが悪く空気がよどんだままだと結露が発生しても乾くことがなく最終的にカビが発生します。

私も現場監督の経験があるので木材に発生したカビを見たことがありますが、かなりえぐいです!!

上の写真は床下にカビが生えた実例です。

かなり見るに堪えない写真なので画像を加工しておきました。

 

あれが自宅に生えるとなると、かなりショックになります。

結露、カビの対策のためには床下の換気は絶対に必要なのです。

そのために基礎と土台の間に隙間を設けて通気できるようにする基礎パッキンは必需品といえます。

 

土台、床合板施工後の養生の仕方を確認

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我が家は土台、1階床の施工までやって年を越します。

なのでしっかりと雨対策をしないと年末年始の休暇中に雨や雪が降ったら、我が家が濡れて大変です。

そこで工事前から住宅メーカーには雨対策はしっかりお願いしますと忠告していました。

 

そして我が家の養生状況が気になるところです。

年末最後の工事が終わった後見学に行ったら厚手のブルーシートが建物全部を養生していました。

さらによく見ると、養生が2重になっているんです。

ブルーシートの下にはフィルムタイプの養生材を張っており、雨対策がばっちりになっていました。

ちなみにこのフィルムは粘着性があるため、1階床に張り付いて強風が吹いても剥がれないようになっています。

我が家が雨に濡れてしまうと無垢フローリングの施工や床下のカビにも影響するので、このようにばっちり養生をしてくれると安心して年が越せそうです。

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我が家の今後の工程

さて年末年始が過ぎてからの今後の新居の工程です。

まず工事再開は年明けて1/7から工事が再開します。

1/7 足場架設

1/9 上棟

1/14 上棟式

となっています。

これからが工事の本番って感じで、上棟式では大工と初めて会い、具体的な打ち合わせなど進めることができそうです。

上棟はレッカーなどが来てやる大きな節目の工事になります。

 

ではそんな感じでまた翌週に新居を紹介していきます。

上棟工事
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