工具と道具のオススメ

【マットな質感がカッコいい】黒板塗料をDIYで取り入れよう オススメのポイントと使い方を解説

木材を使ってDIYで作品を制作したら最後はオシャレに塗装をしますよね?

水栓塗料や油性塗料のクリアや、ブラウン系など今ではブルーやグリーン系の多様な塗料が発売されています。

ホームセンターで塗料は購入すると思いますが、今回は塗料でもちょっと面白いタイプの塗料を紹介します。

 

それが、こちらの黒板塗料になります。

こちらの黒板塗料は私が普段使用している黒板塗料になります。

特徴は水性で、色が「イカスミ・リングイネ」といういろんな色の中でも一番黒い色になります。

 

黒板塗料というと名前の通り、黒板のようにチョークで字や絵を描くことができます。

しかし、この黒板塗料はそれだけではないのです。

私が黒板塗料をおススメする一番の理由は、黒板塗料ならではのマットの質感で仕上がる塗装にあります。

 

ということで、今回はこちらのチョークを書くこと、そしてマットな質感を出すこともできる黒板塗料を詳しく解説していきます。

また、実際に作成した作品も紹介していこうと思います。

 

黒板塗料の基本

水性の黒板塗料【チョークボードペイント】

今回紹介する黒板塗料は上の写真の商品になります。

こちらの黒板塗料の正式名称は「チョークボードペイント」という商品になります。

水性タイプの塗料になります。

黒板塗料は油性と水性両方のタイプがありますが、私はDIYで使用するなら水性がいいかなと思います。

そして、私も水性のこちらの商品を使用しています。

 

水性がいい理由はこの記事後半で紹介します。

 

黒板塗料の内容量と使用可能面積

こちらの黒板塗料は500㎖の商品になります。

他にも2ℓのサイズを販売されていますが、個人では明らかに量が多すぎます。

なので、購入するなら500㎖にしましょう。

 

500㎖の量だと、大体2~3平米の面積を2度塗りできるということです。

2平米とはイメージが付かない方のために説明すると、

1m×2mが2平米なので、これを2度塗りすることができます。

500㎖でも結構な量が塗れるということです。

黒板塗料のオススメポイント

ではここからこちらの黒板塗料をおススメするポイントを全6つに分けて紹介します。

 

ポイント①:黒板特有のマットな質感が出せる

私が黒板塗料をおススメする理由の一番が塗った時のマットな質感です。

黒板塗料は他の種類の塗料と違ってマットな質感を出すことができます。

これがまたとてもオシャレです。

よくカフェの店頭にあるボードなどもそうですし、いろんなものをマットな質感で表現できるというのが黒板塗料で私が一番気に入っているポイントになります。

実際の使用例は下の商品購入のページの方がたくさん載っているので参考にしてみてください。

 

ポイント②:黒板塗料はチョークで書ける

黒板塗料なのでもちろんチョークで書くことができます。

このマットな質感の黒板塗料と白のチョークがカフェ感を出してくれていろんなところを飾ってくれていいですよね。

黒板塗料はチョーク以外に油性のペンや塗料で刷毛塗りなどでも書くことができます。

なので、刷毛を使用して筆書きのような字体にすることなんかもできます。

 

ポイント③:黒板塗料は色が豊富

私が購入した商品は全部で20種類のカラーから選択することができます。

私は真っ黒が良かったので「イカスミ・リングイネ」という一番真っ黒な色を選びました。

真っ黒以外にも赤系や青系の色はもちろん、中には「モカ・クリーム」「カフェ・マキアート」「モロヘイヤ・スープ 」など面白いネーミングの色もあり、好みで選べる種類が豊富となっています。

 

ポイント④:水性なので水で薄めることができる

こちらの黒板塗料は水性なので、使用するときに水で薄めることができます。

実際に使用するときは、塗料と水を5:1の割合で薄めてから使用します。

しかしこれが油性だと専用の薄め液を準備しなければならなかったりするので、手軽に使用できるという点でも水性の塗料がオススメになります。

 

ポイント⑤:臭いがないので室内で作業ができる

水性は油性に比べて臭いが非常に少ないので、室内での作業に向いています。

なので、お家の壁などを塗装しようとする場合油性だど、臭いが消えるまで我慢をして生活をする必要がありますが、水性ならほぼ臭いがないので、室内でも気にせず作業をすることができます。

 

ポイント⑥:黒板塗料はいろんな場所に使用ができる

黒板塗料は木材だけでなくいろんな場所に使用が可能です。

例えば、コンクリートやお家のビニルクロスにも使用できます。

他にも石膏ボードや、商品販売のページに缶に使用している紹介もあるのでスチールやアルミなどにも使用できると思います。

 

なので、木材だけでなくいろんな場面で幅広く使用ができということです。

水性の黒板塗料の使い方

塗る前に作業スペースを養生する

黒板塗料は濃いマットな色合いなので塗るときに他の場所に付着すると落ちにくいです。

なので、塗る作業スペースはしっかり養生をしましょう。

もし室内でやる場合は、ラグやソファ、カーテンなどの家具はどかして近くになるべく何もない状態で作業をしましょう。

養生には下の写真のようなマスカーなどを使用すると手早く養生ができます。

マスカーはどこのホームセンターでも売っているので揃えておくのもいいでしょう。

水でペンキを薄める

使用する前にまずは塗料を薄める必要があります。

薄める量は塗料5に対して水1の割合で薄めます。

実際に薄めなくても使用できますが、塗りムラが少なく作業性を良くするためにも水で薄めた方がいいでしょう。

 

良く振ること

塗料というのは下に濃い成分溜まっています。

なので良く振るもしくは、かき混ぜ棒などで良くかき混ぜるようにしてください。

底からかき出すように液体全体をかき混ぜてください。

 

塗りたくない場所はマスキングテープを張る

一面塗りつぶす場合はそのまま塗っていいですが、もし部分的に塗りたくない場所があるなら、マスキングテープで養生をしましょう。

この時マスキングテープと材料に隙間ができないようにしっかり指でなぞるなどして張り付けてください。

でないと隙間に塗料が入って染みのような残念な出来になってしまいます。

外壁用など粘着が強いものだと下地がバリバリになってしまうことがあるので、室内用など低粘着のマスキングテープを揃えるようにしましょう。

木材は紙やすりで表面を整える

木材に塗装する場合は紙やすりで表面を整えます。

これは表面を整えることで塗りむらを減らす効果があります。

2×4材などだけでなく、ベニヤなどでも同じです。

 

紙やすりは180番~240番ぐらいでいいでしょう。

全体を木目に沿ってヤスリ掛けをします。

電動サンダーで作業する場合は私が使用しているボッシュの商品がオススメです。
合わせて下の記事で見てみてください。

┗【ランダムサンダーのオススメ】木工職人が選んだボッシュのGEX125-1AE

 

塗料は薄く全体を均一に塗ること

黒板塗料は基本的に2度塗りが基本なので、1度に厚く塗らないように薄塗りを心がけます。

厚塗りは部分的に乾燥時間が遅くなったり色むらの原因になるので止めましょう。

コツは、薄塗りで木材の場合は木目に沿って均一に塗ります。

塗る道具は刷毛よりローラーの方が手早く均一に塗ることができます。

ただし細かい部分や少ししか塗らないなどの場合は刷毛でも問題ありません。

コスパ的にも刷毛の方が安く揃えることができます。

 

1回目の塗装が乾いたら再度ヤスリ掛けして塗装

1回目の塗装が終わったら塗料が乾くまで待ちます。

だいたい1~2時間で乾くと思いますが、厚く塗ってしまったり作業環境によって前後するので、余裕があれば半日以上放置してから次の工程に進んだ方がいいでしょう。

 

そして、しっかり乾いたら、再度1回目の時より細かい紙やすりでヤスリ掛けをしていきます。

この時使用する紙やすりは320~400番と一回目より細かいヤスリを使用するのがいいでしょう。

ヤスリ掛けをした後は削り取った粉などしっかりと拭き取るなどして材料の表面をきれいにしておきます。

そしたら、1度目の時と同様に2度目の塗装をしてください。

 

チョークで実際に書くのは72時間以上しっかり乾燥させてからにすること

2度塗り後も2~3時間すればほぼ乾いています。

ですが、この状態は完全に乾燥しきっていません。

なので、もしチョークはペンで字を書いたり、リースを付けるなどの作業は3日以上待った方がいいでしょう。

特に字を書くのはちゃんと乾燥してから出ないと、後々チョークの跡が残ってしまったり、表面がへこんだりするの気を付けてください。

 

黒板塗料の油性と水性の違い

手軽さなら水性

水性の場合先に説明した通り、薄めるのに水でできたり、臭いも少ないので作業性が油性に違っていいです。

油性の場合薄めるには専用の薄め液が必要となります。

また、使用した後のローラーや刷毛も水性の方が簡単に洗えることができます。

 

なので、DIY初心者でも水性は気軽に塗ることができます。

 

耐久性なら油性

油性の場合手軽さでは劣りますが、油性ならではの耐久性が良く長持ちします。

また、耐久性の良さからチョークを落としたりといった作業にも跡が残る心配が水性に比べて低いです。

 

ただ、油性は販売されている色の種類が少なかったりとバリエーションがありません。

なので、種類が豊富で気軽にできるという点ではどうしても水性の方が良いということになります。

 

黒板塗料で作った作品事例

ここからは私が実際に制作した作品を2点ほどご紹介します。

作成した時の工程なども別記事で公開しているので参考にしてみてください。

 

作品事例①:キーフックボード

自宅のカギ置き場の為に制作したキーフックボードです。

こちらの真ん中の黒い板が黒板塗料となっています。

このように特にチョークなどで文字を書く必要がなくてもマットな塗料として活躍します。

実際の制作時をまとめて作り方が載っている記事が下から見ることができます。
よろしければ合わせて見てみてください。
┗玄関に置ける、有孔ボードで作るキーフックボードの作り方

 

作品事例②:結婚式用ウェルカムボード

こちらの実際に私の結婚式のために制作したウェルカムボードです。

こちらはベニヤに黒板塗料を塗って、白の油性塗料で筆書きし、リースを付けたものです。

式場のプロのカメラマンが撮った写真なので撮り方が上手くいい感じに映っていますね。

ブラックボードスタイルのウェルカムボードの作り方に関しては下の記事でまとめています。
┗【黒板塗料とベニヤで作る】ブラックボードスタイルウェルカムボードをDIYで作る方法

黒板塗料:まとめ

今回は私の使用している水性の黒板塗料を紹介しました。

黒板塗料はその名の通りチョークを使用して書くことができるなどとても面白い塗料なのはもちろんですが、黒板特有のマットな雰囲気を出すことができる非常にカッコいい塗料になります。

一般的な塗料と使い方は同じで使用できるんで是非一度使用してみてください。