家具制作-DIY実例集

【木工DIY】物入に置く2段の棚を継手加工で作って収納を増やす

物入 棚 作る DIY

こんにちは、なおっぺ@naoppemanです。

 

私の今の住まいは去年の5月に完成した一軒家の注文住宅になります。

その新居では、洗面所に面する階段下のデッドスペースを有効に活用するため階段下物入を設置しています。

 

ですが、とりあえず物入を設置しただけで、物入の中は棚など設置しておらず、物を全て床に並べているだけでした。

 

なので、

「さすがに棚を置いてちゃんと収納をしたいな・・・」

ということで、

今回、DIYで棚を作って物入をより効率よく収納できるようにしていこうと思います。

 

棚の制作の内容を動画にまとめているので、よろしければ見てみてください。

 

今までの作品やDIYの事例を下の記事で見ることができます。

作り方などの解説をしている作品もあるのでぜひ参考にしてみてください。

素人レベルから上達していく建具職人の木工,DIY作品集ここの記事は建具職人として毎日木工業に従事している私が今まで作成した木工品、家具制作品から、DIYの実例までを一気に紹介している記事です...

棚板を作成するポイント

今回作る棚のポイントは2つあります。

  1. 脚材が棚板より出っ張らずにスッキリしたデザインにする
  2. 壁にピッタリ付けられるような作りにする

というこで、物入に設置するにあたって余計な出っ張りや隙間ができないようにすることが1番になります。

作る棚の大きさと材料

作る棚の大きさは、
長さ130cm×奥行28cm×高さ100cmで棚板が2枚の棚になります。

もともと奥行きは30cm前後で材料を探しましたが、SPFのツーバイ材の種類から

1×12の材料が幅28cmだったのでこれを使用することにしました。

 

1×12の種類は取り扱いが少なくホームセンターによっては置いていないところもあるので注意してください。

 

それと、脚材は30mm×40mmのホームセンターでは野縁という商品名で置いてある材料を使用していきます。

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棚板をカットする

それではまず、棚板の材料となるSPF材をカットしていきます。

購入してきたSPF材は長さが180cmです。

なので、棚の長さは130cmにするので50cmは切ることができます。

なるべく節や割れなどがないきれいなところを残すように事前に考えてカットします。

切る位置を決めたら丸ノコで切っていきます。

脚材は4本の長さを揃えたいのでクランプで固定をしてまとめて切ります。

継ぎ手加工をしていく

棚板と脚材を出っ張りがないように作りたいのでこのような継手加工をしていきます。

実は自分でもこの継手の名称が分かりません・・・

多分「大入れ継ぎ」か「相欠き」などと呼ばれるのかもしれません。

とりあえず写真のような加工をしていきます。

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脚材の加工をする

脚材から加工していきます。

ここでも、4本まとめて加工します。

加工は、脚材と棚板を半分ずつ欠き込んではめ込むという方法になります。

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墨付けは後々の精度に影響が出るので慎重にやります。

棚板は2枚を取り付けるので、真ん中の位置にも墨付けをします。

欠き込む加工は丸ノコでノコ目何度も入れてやります。

ノコ目を入れると叩けば簡単に残った部分が割れて欠き込み加工ができます。

最後にノミで残った部分をきれいに削れば加工が完了です。

真ん中の棚板の加工もしていきます。

最後に棚板の端材で上手く加工が合うか確認しておきます。

棚板の加工をする

 次に棚板の加工をしていきます。

脚材と合わせる部分に墨付けをします。

棚板はL型に加工をするので、丸ノコだと上手く加工がでいないので、ノコギリで切っていきます。

手加工はまだまだ未熟なので下手くそです・・・

棚板の加工が終わりました。

こんな感じに四つ角をカットします。

後々ここに脚材を組み合わせていきます。

電動サンダーで表面を研磨して仕上げる

組み立てる前に電動サンダーで研磨して表面をきれいにしていきます。

側面や角などはサンドペーパーを使い、手で丁寧に研磨します。

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棚板に割れがあったのでウッドパテで補修する

棚板の一部が割れていました。

さいわい深くなかったのでウッドパテを使って補修していきます。

まず、表面の剥がれかけている部分はノミで取ってしまいます。

そしたらこのウッドパテで割れ部分の隙間をパテで充填していきます。

パテは隙間に空気が残らないように付属のヘラで押し付けるように充填していきます。

パテを入れる量が多い場合は乾燥したときにパテ痩せすることがあるので、その時は再度パテを入れます。

最後はパテが乾いた後に電動サンダーで表面を仕上げます。

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棚板と脚材を組み立てる

では、ここから組み立てていきます。

継手部分はタイトボンドとビスで固定をします。

タイトボンドは一般的な木工用ボンドより接着力が高くこのような棚などの家具にはオススメです。

脚材と棚板をはめ込んでいきます。

このような組み立ての時はゴムハンマーがあると便利です。

はめ込んだらビスを打っていきますが、打つ前に「皿取り錐」を使用して下穴とダボ穴を同時に開けます。

ダボ穴はビスを隠すために後でダボでふさぐためです。

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上板も同じように組み立てていきます。

しっかり棚側と脚側の加工が組み合わさりました。

ダボでビス穴を埋める

ビスを打ち込んだ部分はダボを入れて目立たなくします。

ボンドをダボ穴に入れたら、木ダボを入れます。

木ダボを入れたらボンドがはみ出てくるので、拭きとり、ダボ切り用のノコギリでダボを切り落とします。

最後に細かい仕上げ加工をしていく

最後に細かい仕上げ作業をしていきます。

まずは、棚板と脚材の段差やズレを鉋を使用して平らに仕上げます。

どうしても組み立てる時や加工のズレが出てしまうのでここで、きれいに仕上げていきます。

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隙間はウッドパテを入れて埋めます。

ウッドパテは割れや隙間埋めにかなり活躍するので、1本持っていた方がいいと思います。

設置をする壁際は床の部分に幅木という化粧材が付いています。

なので、この幅木に当たる部分をカットしておきます。

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全体を電動サンダーで再度仕上げます。

鉋を使って段差をなくして最後に電動サンダーで仕上げるといい感じに平らになります。

トリマーで脚材の面取りをします。

この作業は正直組み立てる前にやった方がよかったと後悔しています・・・

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組み立てた後にトリマーを使いうと刃が当たらないところが出てきます。

なので、残りは手で面取りします。

他の細かいところも最終確認しながらサンドペーパーで仕上げます。

リボスのホワイトで塗装をする

今回使用する塗料がリボスという塗料になります。

リボスは自然塗料で、木材に浸透させて使用する塗料になります。

このリボスのエクステリア用のホワイトが家に余っていたのを思い出し今回使うことにしました。

エクステリア用ですが、室内でも問題なく使用できます。

ホワイトの自然塗料は真っ白というよりは木の雰囲気を活かしながら白っぽくなるという感じです。

洗面所はあまり暗くしたくなかったのでこのホワイトはちょうどいい色でした。

塗った感じがこんな雰囲気です。

SPFが白い色合いになりました。

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物入用の2段の棚が完成

塗装が終わったら棚板の完成です。

 

再度、最初にお伝えした棚を作る上でのポイントですが、

  1. 脚材が棚板より出っ張らずにスッキリしたデザインにする
  2. 壁にピッタリ付けられるような作りにする

ということで、継手加工をすることで、棚板に入り込むように脚材が棚板に組まれています。

この加工によって、余計な出っ張りがなくスッキリした棚になっています。

収納のための棚なので、邪魔にならないでスッキリしているぐらいの方がいいでしょう。

幅木と脚が当たる部分です。

幅木より少し大きめにカットしたので問題なく避けています。

こんな感じで脚材もピッタリ壁に付く予定です。

では、棚が完成したのでここから実際に設置をしていきます。

物入に棚を設置する

2階の作業部屋から棚を洗面所まで持ってきました。

棚は洗面所の物入の中に設置していきます。

さっそく棚を置いてみましたが、壁にピッタリ置くとガタガタするという問題が発生しました。

なので、棚をビスで固定をする必要が出てきました。

棚を背面の壁にビス止めすることにしましたが、ビスは石膏ボードには効きません。

ちゃんと木の下地があるところでないとビスが効かないので、「下地探し」という壁の中の下地を探す器具を使って下地の場所を探しました。

しかし・・・

残念ながら思ったところには下地がありませんでした。

 

ですが、そんなとき用の道具があります。

それがこちら。

ボードアンカーです。

ボードアンカーを使うと、アンカーが石膏にボード刺さることで木の下地ほどではないですが、 ある程度の荷重をビスが耐えることができます。

今回使用するボードアンカーは6kgf耐えるとのことですが、それがどれくらいかは分かりません・・・

とりあえず今回は棚がガタつかなければいいので、これを使用していきます。

一度設置する予定の位置に棚を置いてビスを壁に数mmだけ打ち付けます。

まだ、完全にビスを打つ必要はありません。

これは、ボードアンカーを打ち付ける位置を出すために行います。

そうすると、壁にビスの跡が付くので、そこにボードアンカーを打ち付けます。

 

ボードアンカーによっては、下穴が必要であったり、アンカーを打ち付けるタイプなどいろいろあるので使い方をよく確認してから使用しましょう。

そうしたら、ビスをまた数mm先端を出した状態にして、ビスの先端とボードアンカーの位置を合わせます。

アンカーとビスの位置が合えばビスを本締めします。

ボードアンカーは石膏ボードに付いているだけなので、きつく締めすぎると石膏ボードからアンカーが外れたりする可能性があるため締めすぎないようにしましょう。

今回はガタつきを無くすだけだったので上段の板の下に2か所ビスを打っただけですが、問題なくガタつきはなくなりピッタリ壁に棚がくっつきました。

物入に棚板の設置が完了

設置が完了したので収納するべき物をいろいろ設置してみました。

手前にはハンガータイプの物干しを置けるように壁にビスを打って壁掛けにしました。

このハンガータイプは収納が非常にしにくかったので壁掛けでスッキリ収納できました。

この棚は通常だと強度や真ん中のたわみが不安になる作りですが、ここの物入には重いものを置く予定がないので問題なしです。

後日、収納する方法を考えてもっと上手く収納しようと思います。

 

というわけで今回は物入に設置する2段の棚を作って設置まで行いました。

 

この記事の内容は下から動画で見ることができるのでよろしければ見てみてください。

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