木工How-to 入門編

DIYの基本手順!初心者が木工DIYを完成させるまでの5つのステップ

DIYの基本手順!初心者が木工DIYを完成させるまでの5つのステップ

こんにちは、木工職人で木工DIYクリエイターのNaotoです。

木工職人として働きながら、Youtubeで動画の投稿を中心として、ブログも書いたりしています。

Youtubeチャンネル『Naotoの木工DIY部屋』では自分のDIYの作業風景や木工DIYを初心者向けにやり方や作り方などを解説しています。

この記事で学べること
  1. DIYを始めたばかりの方でもDIYの流れが分かる
  2. 完成までのDIYのやり方がわかる
  3. DIYをどのような手順でやればいいのかわかる

というわけで、早速今回のテーマですが、

今回のテーマはこちら

「DIY初心者が、DIYを完成させるまでの5つのステップ」

DIYを始めたい、始めたけど正直何から始めればいいのかわからないという方はきっと多いと思うんです。

例えば設計図を書く必要があるのか、道具や材料は何を準備すればいいのか?そもそも机や棚ってどうやって作るの?などですね。

実際に僕も初めてDIYをしたときは、確か、本棚を作ったと思うんですが、本を置く棚板がガタガタでかなりクオリティーとしては低いものを作ったことを覚えています。

そんなDIYをこれから始めたい方や始めたばっかりでもっと上達したいと思っている方へDIYをする時の手順をまずは5つのステップに分けて解説していきます。

 

この内容を読めばDIY全体の流れを掴むことができ、何からやって良いのかわからない初心者でも完成までの手順を知ることができます。

DIYを始めたいと思っている方のDIYをする第一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。

こちらの記事の内容はYoutube動画で見ることもできます。

よろしければこちらもご視聴お待ちしています。

完成までの5つの手順

まずはDIYをする時の完成までの5つのステップをこのように分けました。

完成までの5つの手順

1.何を作りたいかリサーチ

2.寸法、材料、道具を決める

3.ホームセンターへ買い出し

4.木材の加工

5.仕上げ作業

1〜3番がDIYをするまでの準備段階になり、4と5番がDIYをする段階になっています。

基本的にはDIYというのはこの5つのステップを踏めば誰でもやることができます。

DIYは難しくないカレー作りと同じ!?

ただここで、5つの手順を見てもう既に大変そうだ、

「木材の加工なんて自分は不器用だしやっぱりできないよ」と思った方、

まだ諦めるのは早いです。

誰でもDIYはやることができるし上達もします。

DIYって自分では非常に料理と似ているなと思っています。

料理って簡単なものも含めれば誰でもやったことはあるし、それなりに作ることはできると思うんですね。

 

どういうことかというと、例えばカレーを作ろうと思ったとします。

まずカレーを作るときは、作り方が分からない方はクックパッドなどで作り方を調べます。

レシピが分かれば必要な材料を書き出して買い出しに行きます。

そしてスーパーで食材を買ってきたら、玉ねぎやにんじん、じゃがいも、お肉などを包丁でカットして、炒めたり煮込んだりして最後にルーを入れて完成です。

実は木工DIYはこのカレー作りと全く同じなんです。

それが先程出したこの5つのステップになっているんです。

もう一度これを見てください。

1.何を作りたいかリサーチ、これはクックパッドでの作り方の検索

2.寸法、材料、道具を決めるは必要な食材の書き出しなどですね。自宅に包丁やまな板、鍋などの調理器具がない方はここで一緒に購入を検討します。

3.ホームセンターへ買い出しはもちろんスーパーへの買い出しと一緒です。

4.木材の加工は食材を洗ったり、野菜をカットしたり、炒めたりという調理工程の話

5.仕上げ作業というのは最後にルーを入れるのか、隠し味に蜂蜜なのかコーヒーを入れるのか、ちなみに我が家は最後にガラムマサラ入れています。

そしてお皿に盛り付けてカレーは完成となります。

ちょっと話がそれましたが、

DIYを料理に置き換えるとなんだか簡単そうに思えませんか?

初めてカレーを作るとき、いきなり手際良く作ることはできなかったはずです。

ですが、今では作ろうと思えばなんとなくでもパパパっとカレーを完成させることができると思います。

DIYも一緒で最初は多少苦戦すると思いますが、絶対に誰でも上達するのでこのチャンネルではその上達のお手伝いができればと思っております。

そんなところでここからは各項目を解説していきます。

1.何を作りたいかSNSでリサーチ

DIYをするのにまずやることがリサーチです。

リサーチをすることでどんな作品を作りたいのかを決めていきます。

リサーチはSNSを使うのがいいでしょう。

中でもオススメはインスタグラムとピンタレストです。

インスタは結構みんな作っていると思うので説明は省きますが、特にオススメなのがピンタレストです。

ピンタレストは複数の画像を一気に見ることができるので、大量に作品や実例を見るのに非常に適しています。

例えばこちらの画像を見てください。

こちらの画像はパソコンからピンタレストを「机DIY」のキーワードで検索した時の画像です。

このようにピンタレストは一気に画像を見ることができるので、デザインを参考にしたり、作りたいものを探すのに非常に適しています。

 

ここでのポイントはSNSを利用し最初はラフにたくさんの画像を見てどんなものを作りたいのかを決めます。それから少しずつ作り方やサイズ、デザイン、必要な道具などを詰めていくということです。

つまり、まずは楽しくどんなものを作りたいのかを見るだけで良いんです。

2.寸法、材料、道具を決める

それでは次に2つ目の「寸法、材料、道具を決める」です。

ここでより具体的に案を練っていきます。

まずは、作るもののサイズを決めましょう。

設置する場所の採寸が必要なものは事前に測っておくといいでしょう。

 

材料を決めるときは、もしホームセンターにどんな木材が扱っているかが分からない方は一度下見に行ってもいいでしょう。

実際に僕もいまだに何も買わなくても事前にホームセンターにある材料を確認しにいくことがあります。

そして、設計図に関してですが、

ここが重要なポイントです!

「設計図は初心者こそ書いた方がいいです」

もうここで設計図というだけで既に諦めてしまいそうですが、

「俺、私文系なんですけど、設計とか図面とか絶対無理です。」

そんな声が聞こえてきそうですが、

DIYの設計図は住宅などの建物の設計図を書くのと違い、自分で理解ができる簡単な図で良いんです。

図面を書く知識なんで全くなくて大丈夫、もちろん文系でも大丈夫です!

例えばこちらの画像を見てもらいたいんですが、

こちらは実際に自分で作ったベンチ式の宅配ボックスになります。

実家で宅配ボックスが欲しいということでDIYで作ってみました。

そして、これを作った時の設計図がこちらになります。

普段はこれよりもっと雑な手書きなのですが、この図をブログなどでもともと公開する予定だったのでパソコンを使用して多少綺麗にまとめてあります。

これでも僕の中ではきれいな方なんです。

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この図面は専用のソフトやアプリを使用しておらず、なんとパワポで書いてます。

パワポを使って四角の図形を何個も重ねて寸法を加えただけの簡単な図の作り方になっています。

つまり、設計図を書くのに専門的な知識やソフト、アプリは一切いりません。

ということなんです。

ちなみに普段はこのように実はもっと雑に書いてます。

これは今となっては自分でも何を書いてあるかわかりません。

ですが、こちらを見ていただきたいのですが、

これはテーブルソーというちょっと凝った木工機械を自作した時のスタンドになります。

実はこのスタンドを作った時の設計図がこれなんです。

素人目でもとても設計図とは呼べませんよね。

でも、DIYは自分で理解していればいいので設計図はこんなもんでも全然OKなんです。

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そして初めてDIYをするときはざっとですが、このような道具があればいいでしょう。

  • ノコギリ
  • インパクトドライバー
  • ビス
  • ボンド
  • 塗料
  • 刷毛
  • サンドペーパー
  • メジャー
  • 鉛筆
  • ブルーシート
  • 手袋

この中でもインパクトドライバーだけ電動工具ですが、ビスを締めるときに手の力ではほぼ締めることは不可能なので安いものでも良いので購入する、もしくはホームセンターでレンタルするなどで準備をするのをオススメしています。

3.ホームセンターへ買い出し

次は3つ目のホームセンターへ買い出しです。

ここでのポイントは木材には選び方があるということです。

再度料理に例えますが、スーパーで野菜や魚を購入するときにはなるべく鮮度や味の良いものを選ぼうとしますよね。

それと同じで木材にも反りや節、割れなどいろんな見分け方があります。

この木材の選び方に関しては次回の動画で詳しくお伝えする予定なのでぜひ楽しみにしていただければと思います。

そして、ホームセンターでは色々便利なところがあり、まず木材をパネルソーという機械で精度の良いカットをしてくれます。

ワンカット50円ぐらいなので最初は無理せず全てホームセンターでカットしてもらうのもありだと思います。

そしてホームセンターでは軽トラの貸し出しを無料で行っています。

なので、車を持っていないという方でも安心して自宅まで木材を運ぶことができます。

ここまでがDIYをするまでの準備段階になります。

そしてここからが実際にDIYをするところになります。

4.木材の加工

4つ目が木材の加工になります。

加工ということで1括りにしてしまいましたが、この加工の工程では、カットや穴を開ける位置の印を付けたり、ノコギリやドリルの加工など多数の工程あり、一番楽しい時間でもあります。

ここまでにすでに簡単な設計図を書いているはずなので基本は設計図を元に加工を進めていきましょう。

5.仕上げ作業

加工が終わったら仕上げ作業に入ります。

仕上げ作業は、サンドペーパーでの研磨や組み立て、塗装などがあります。

研磨と組み立てと塗装の順番は作るものにもよりますが、基本的には

研磨→組み立て→塗装の順番が良いと思います。

組み立てた後に研磨をするとこのように角が上手く研磨することができないため組み立て前にそれぞれを研磨しておくのが良いでしょう。

塗装は最後で良いですが、組み立てた後だと塗装がやりにくいときは先に塗装をしても良いと思います。

ただし、必ず塗装は研磨をして木材の表面をちゃん整えてから塗るようにしましょう。

研磨をしなくても塗装をして完成とすることもできますが、木材はバリやささくれがあったり、また研磨しないと表面がザラザラして荒いのでどうせならしっかりと研磨をすることをオススメします。

塗装を終えたら取っ手やレールなどの金具類を取り付けがあるのであれば取り付けて完成となります。

エンディング

ざっとDIYの完成までのステップを5つの項目で解説をしてみました。

これを見て少しでもDIYできそうと思ってくれたら嬉しいですね。

 

ただ、今回は1つ1つの項目を解説するのにそれぞれしっかりとした内容までは解説できませんでした。

なので、これから各項目の詳しい解説記事をどんどん上げていきます。

ぜひこれから木工DIYの解説記事もよろしくお願いします。